【週間イベント】
4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼北米（米国・カナダ）
今後の利下げ時期を巡りFOMCが注目される
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
日銀は利上げを実施するのか
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
トランプ氏の発言を警戒…ペソ動向を注目
北米（米国・カナダ）
重要イベント
7/30◎6月JOLTS求人件数
7/30◎7月消費者信頼感指数
7/30◎マイクロソフト4-6月期決算
7/31☆米7月ADP全国雇用者数
7/31◎カナダ5月GDP
7/31☆FOMC政策金利
7/31☆パウエルFRB議長記者会見
7/31◎メタ・プラットフォームズ4-6月期決算
8/1☆米新規失業保険申請件数
8/1☆米7月ISM製造業景況指数
8/1◎アップル4-6月期決算
8/1◎アマゾン4-6月期決算
8/1◎コインベース・グローバル4-6月期決算
8/2☆米7月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
31日の米連邦公開市場委員会（FOMC）では政策金利の据え置きが確実視されています。そのため、声明や米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長の記者会見から次会合以降の利下げ実施に関するヒントを探ることになりそうです。利下げ時期を占う上で、2日の米7月雇用統計にも注目が集まるでしょう。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
7/30☆独4-6月期GDP・速報値
7/30☆ユーロ圏4-6月期GDP・速報値
7/30☆独7月消費者物価指数・速報値
7/31◎独7月雇用統計
7/31☆ユーロ圏7月消費者物価指数
8/1◎ユーロ圏6月失業率
8/1☆BOE政策金利
8/1☆BOE議事録
8/1☆ベイリーBOE総裁会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
1日の英中銀（BOE）では、政策金利の引き下げと据え置き予想が拮抗しています。そのため大いに注目が集まっていますが、どちらの結果になったとしてもポンド相場の反応は大きくなることが想定されます。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
7/31☆中国7月製造業PMI
7/31◎豪6月小売売上高
7/31☆豪6月消費者物価指数
7/31☆豪4-6月期消費者物価指数
7/31☆日銀金融政策決定会合
7/31☆日銀展望レポート
7/31☆植田日銀総裁記者会見
7/31◎外国為替平衡操作の実施状況
8/1◎豪6月貿易収支
8/1☆中国7月財新製造業PMI
8/2◎豪4-6月期生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
31日の日銀会合は、「利上げの有無」と「国債買い入れの減額規模」が焦点となっています。会合を前に、今回も観測記事やリーク報道などが出る可能性を意識しておく必要があるでしょう。そのほか、豪州では翌週6日の豪中銀（RBA）理事会を前に4-6月期消費者物価指数（CPI）が発表されます。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
重要イベント
7/30◎メキシコ4-6月期GDP・速報値
7/31◎トルコ6月貿易収支
7/31◎南ア6月貿易収支
8/1◎トルコ7月製造業PMI
8/1◎メキシコ7月製造業PMI
8/2◎メキシコ6月失業率
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トランプ氏がメキシコで生産された自動車に思い関税を課すとしたこともあってメキシコペソは大きく下落しています。米大統領候補者の不規則発言がペソ相場に影響をもたらす可能性があるため引き続き警戒する必要があるでしょう。なお、30日の4-6月期国内総生産（GDP）・速報値の結果にも注目です。
新興国のイベント
お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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