ドル・円は主に143円台で推移か、米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性

FXブログ
ドル・円は主に143円台で推移か、米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性

 

東京市場オープニングコメント

「ドル・円は主に143円台で推移か、米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性」
5日のドル・円は、東京市場では143円91銭から143円05銭まで下落。欧米市場では142円85銭から144円23銭まで反発したが、143円45銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に143円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性がある。
米供給管理協会(ISM)が9月5日発表した8月非製造業景況指数は51.5で7月実績の51.4をわずかに上回った。新規受注指数は53.0と、7月の52.4から上昇したことなどが影響したようだ。ISMの調査によると企業は契約社員を補充する意向があるが、一部では解雇者や退職者の補充は行わないとの回答もあった。米地区連銀経済報告でも「雇用主は採用にはより慎重になっており、雇用拡大の可能性は低い」と指摘されており、米国の雇用情勢は緩やかに悪化しているとみられる。6日発表の8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、11月か12月に0.50pt幅の利下げが実施される確率はやや高まりそうだ。
《午前8時現在》 ドル・円: 142.50円-144.50円 142円台半ば近辺でドル買い興味
          ユーロ・円: 158.50円-160.50円 158円台半ば近辺でユーロ買い興味
          豪ドル・円: 96.00円-97.00円 96円近辺で豪ドル買い興味

通貨別分析

 

重要事項(ディスクレーマー)

■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所大阪取引所日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■”JASDAQ INDEX” の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。

株式会社フィスコ

 
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は主に143円台で推移か、米長期金利の伸び悩みを受けてドルは上げ渋る可能性

ユーロは対ドルで上昇した

ドル円が143.45レベルをも難なく下に抜ける場合は、143.00の下方ブレイクと142円台への下落を想定したい。テクニカルの面で注目したいのが、フィボナッチ・エクステンション76.4%の水準142.72レベルである。このテクニカルラインをも下方ブレイクする場合は、142.00のトライおよびブレイクアウトを警戒したい。

上で取り上げた2つの米経済指標がいずれも景気懸念を高める内容となれば、ドル円は142円を下方ブレイクする可能性が高まろう。このケースでは、8月上旬のリスク回避局面で付けた安値141.69レベルが視野に入ろう。

一方、今日のアメリカ経済指標が米金利の反発と米ドル買いの要因となれば、ドル円(USD/JPY)の反発を想定しておきたい。このケースでは、144円台への上昇とこの水準を維持できるかどうか?に注目したい。

ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1079ドル前後と同0.0024ドルのユーロ高・ドル安だった。

円相場は買い一巡後は伸び悩んだ。5日は国内の事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。10時前の中値決済に向けては「ドルが不足気味」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれ、輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買い観測が円の上値を抑えた。5日の東京株式市場で東証株価指数(TOPIX)が前日比で上昇に転じるなど、国内株式相場が底堅く推移したのも重荷だった。

ドル円が144円台を維持する場合は、10日線のトライが焦点となろう。この移動平均線は今日現在、144.80レベルで推移している(上の1時間足チャート、緑ラインを参照)。

フィボナッチ・エクステンション61.8%の水準143.58レベルの下方ブレイクは、ドル円が143.45レベルをトライするシグナルとなろう(下の1時間足チャート、黒矢印を参照)。

日銀の高田創審議委員は5日、石川県金融経済懇談会で挨拶した。前向きな企業行動の持続性が確認されれば、緩和度合いをさらに調整し「『金利のある世界』にしていくことは必要」だとの考えを示した。一方で、海外の経済・物価情勢をリスク要因として捉えたうえで「市場環境も含め極めて高い緊張感をもって注視する必要がある」との姿勢も示しており、円買い・ドル売りを一段と進める動きにはつながらなかった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました