
「ドル/円」を中心に前日の振り返りと当日の見通しをギュッとまとめて動画配信しました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
最新のマーケット情報まとめ
<ドル円相場に影響を与えた材料>
根強いFRBの早期利下げ観測
FRBの暫定理事指名
<ドル円は…>
146.60円台から反発も、再び下落
<今日の注目材料>
FRB高官発言
FRB暫定理事指名の影響を測る
『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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今日のFX予想FRB暫定理事指名がドルの重し 2025 8
8日発表の6月全世帯消費支出は前年比+1.3%で市場予想を下回った。
8日の東京外国為替市場でドル円は売り先行。8時時点では146.94円とニューヨーク市場の終値(147.14円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。次期米連邦準備理事会(FRB)理事にハト派寄りのミラン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が選出されたことで米利下げ観測が一段と高まるなか、朝方から売りが強まった。一時146.82円まで値を下げている。
ユーロドルは8時時点では1.1673ドルとニューヨーク市場の終値(1.1666ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。
ユーロ円は売り一服。10時時点では171.76円とニューヨーク市場の終値(171.66円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。一時171.37円まで弱含む場面もあったが、ドル円同様に前日安値171.28円には届かず売りは一服となった。仲値にかけて実需のドル円の買い意欲が強かったことや、トピックスが初めて3000ポイント台に乗せるなど本邦株式市場が上げ幅を広げていることもクロス円の支えになった。
8日発表の6月経常収支は+2兆3979億円で市場予想の+2兆7508億円で黒字額は市場予想を下回った。
日経平均株価指数前場は、前日比224.55円高の41283.70円で寄り付いた。 ダウ平均終値は224.48ドル安の43968.64。 東京外国為替市場、ドル・円は8月8日9時00分現在、146.78円付近。
NY連銀が発表した7月世帯調査で1年インフレ期待は3.09%と、6月の3.02%から上昇した。4月来の高水準。5年は2.88%と、2.61%から上昇した。トランプ政権の関税策により物価圧力が上向きとの見方が期待率を押し上げた可能性がある。
ガス、食品、医療、賃貸は軒並み低下した。失業する可能性があるとした回答は14.43%と、13.96%から上昇。一方、自主的離職する可能性は18.97%と、6月18.79%から上昇。また、失業した場合に3カ月内に新たな仕事が見つかる可能性は50.7%と、49.59%から上昇したことは労働市場にとり良い上方となる。
7日のNY金先物12月限は強含み。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+20.30ドル(+0.59%)の3453.70ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3430.00-3470.30ドル。調整的な売りは縮小し、一時3470.30ドルまで買われた。
ユーロ円も弱含み。8時時点では171.54円とニューヨーク市場の終値(171.66円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれる形で一時171.40円まで下げている。なお、昨日のCME225先物は41090円と大阪取引所比で90円高で引けた。
理事の就任期限は、クーグラー氏の当初の期限満了となる2026年1月末までとなり、通常のような14年の任期ではない。ミラン氏は9月に上院が再開されるまで承認される可能性は低いが、承認された場合はトランプ米大統領の意向を完全に組む姿勢を見せるだろう。ベッセント米財務長官は以前、FRBが政権の要求を満たさなくても、金融政策に関するホワイトハウスの立場を表明する反対意見を持つFRB理事会メンバーがパウエル総裁の立場に対抗できるとして、影の議長設置を提唱したことがある。ミラン氏がこの役を担い、パウエルFRB議長を中心にトランプ大統領の意に沿わない理事たちへ圧力をかけていくことになる。
7日のドル・円は、東京市場では147円71銭から146円69銭まで下落。欧米市場では146円78銭から147円59銭まで反発し、147円09銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米9月利下げの可能性が高まっており、ドルは上げ渋る可能性がある。
報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の後任としてウォラーFRB理事が最有力候補として浮上しているようだ。米ブルームバーグは複数の関係筋の話として、「2026年5月15日に任期切れとなるパウエルFRB議長の後任としてウォラー氏が最有力候補として浮上している」と伝えた。ウォラー氏は2020年にトランプ大統領がFRB理事に任命している。
8日午前の東京市場で米ドル・円は147円10銭近辺で推移。147円15銭から146円72銭まで下げたが、現在は147円台に戻している。ユーロ・ドルは反発し、1.1662ドルから1.1679ドルまで値上り。ユーロ・円は反転し、171円37銭から171円74銭まで値上り。
7日のNY原油先物9月限は弱含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比-0.47ドル(-0.73%)の63.88ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.76ドル-65.11ドル。ロンドン市場で65.11ドルまで反発したが、米国とロシアの首脳会談が開かれる可能性があるため、調整的な売りが入った。通常取引終了後の時間外取引では主に63ドル台後半で推移した。



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