
南アフリカ・ランド(ZAR)円
レジスタンス2 8.95(10/9高値=年初来高値)
レジスタンス1 8.82(10/13・14高値)
前日終値 8.73
サポート1 8.67(日足一目均衡表・基準線)
サポート2 8.59(10/6安値)
ユーロ/豪ドル
レジスタンス2 1.8071(8/25高値)
レジスタンス1 1.7958(10/10高値)
前日終値 1.7893
サポート1 1.7724(10/14安値)
サポート2 1.7572(10/9安値)
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
足もと、ユーロ/ポンドはレンジの下限付近、米ドル/カナダはレンジの上限付近で推移しています。(2024年12月18日現在)中長期的に続いたレンジであることから、テクニカル的には強いサポート/レジスタンスになると考えられますが、仮にレンジをブレイクした際は大きなトレンドが発生する可能性があるため、注意が必要です。 両国の景況感の違いや政治リスクなどからトレンドが発生する可能性がありますので、レンジの中で推移をしているかどうか定期的にチャートを確認し、レンジをブレイクしてしまった場合は運用方針の見直しを検討したほうがよいでしょう。
テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準をローソク足の実体ベースで下方ブレイクしてきた。また、モメンタム(12日間)も相場の地合いの弱さを示唆する状況(低下のトレンドに加えてゼロラインを下回る状況)にある。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
ユーロ/米ドル 世界一の取引量を誇る通貨ペアであり、取引参加者の多さ故にイレギュラーな動きを見せにくくテクニカル分析が有効に働く特徴があります。また、流動性の高さからスプレッドも狭く取引コストの低い通貨ペアです。短期間で売買するスキャルピング取引にも向いています。


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