モーニング勢い 震源地ファミレス
現在、サイゼリヤは一部店舗でモーニングを試行し、2027年8月以降の全国展開を目指しています。また、デニーズやココスでもメニューや提案を刷新するなど、各社が活発な動きを見せています。
一方で、DXの進展もモーニングの強化を後押ししています。タブレット注文、セルフレジ、配膳ロボットなどの活用が一般化したことで、少人数でも効率的に開店準備と運営ができるようになりました。コストを抑えた分、より気軽に朝営業へ踏み出せる環境が整ったというわけです。
ファミレスを震源地とした「第四次モーニングブーム」は、今後さらに勢いを増していくでしょう。
ファミレスがモーニングに力を入れている理由は、大きく二つあります。それが「夜間営業の廃止」と「DXの進展」です。
2025年、ファミレス各社が相次いでモーニングを強化しています。「デニーズ」のメニュー刷新や「ココス」のプレミアムモーニング拡大、「サイゼリヤ」の朝食実験など、朝の動きが活発です。
かつてファミレスは、深夜まで営業する夜型業態の代表でした。しかし、人手不足や働き方改革の流れを受けて、コロナ禍以前から24時間営業の廃止に取り組む企業が増えていました。しかし、深夜営業を止めたことで、一時的に売上は落ち込みます。そこにコロナ禍が追い打ちをかけ、ディナー帯の来店需要も減少。採算性がいっそう悪化したことで、ファミレス各社はモーニングを強化する方向へ舵を切りました。
モーニングは、1950年代に名古屋の喫茶店から始まり、1980年代にファミレスやホテルで拡大。2010年代には「エッグスシングス」などの登場で再び注目されました。そして今、「第四次モーニングブーム」とも呼べる現象が、ファミレスを震源地に広がっています。なぜ今、ファミレスが朝に力を入れるのか。その背景を解説します。


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