ドル円相場4/29週振り返り 一時急落、介入の見方広がる

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ドル円相場4/29週振り返り 一時急落、介入の見方広がる

ドル円一時急落、介入の見方広がる

今週初めのドル円は先週末からの上昇が続く中、158円目前でスタートしました。

先週末、日銀が政策金利の据え置きを決定したことでドル買いが強まり、ドル円は158円を超えて大きく上昇しました。

日本が祝日となる週明けの29日(月)午前には一時160円台前半まで上値を伸ばしましたが、午後には155円台へと急落し、日本政府・日銀による円買い介入が行われたとの見方が広がりました。
その後157円台へと持ち直したものの、再び154円台半ばまで下落するなど荒い動きとなりました。

30日(火)は再び上昇基調となり、米1-3月期四半期雇用コスト指数が予想を上回ったことでドル買いが加速して、1日(水)には158円目前まで上伸しました。

その後はやや失速し、2日(木)未明に米FOMCで政策金利の据え置きが決定されたことが伝わるとドル売りが強まり、ドル円は157円付近まで値を下げました。
その後157円台半ばまで持ち直したものの、午前5時過ぎに大きく円高に振れて153円付近まで急落し、市場では政府・日銀が再び介入を行ったとの見方が広がりました。

介入への警戒感が続く中、2日午前には買い戻しが進んで底堅い動きとなり、ドル円は一時156円台へと待ち直しました。

今週のドル円は一時34年ぶりの160円台乗せを達成するも、日本政府・日銀の円買い介入と見られる動きで急落するなど、乱高下する展開となりました。
注目されていた米FOMCはおおむね市場予想通りの結果となりましたが、為替介入と見られる動きが複数回あったことでドル円相場は大荒れとなり、政府・日銀と市場の攻防が続く中で今後も不安定な相場展開が予想されます。

来週は日本が連休となる中でドル円関連の重要イベントが少なく、普段それほど注目度が高くない指標にも神経質に相場が反応する可能性に注意が必要となりそうです。

 

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ドル円相場4 29週振り返り 一時急落

▽9月30日(金)・財務省の発表で9月に実施したドル売り円買いの市場介入の総額が、過去最大の2兆8382億円だったことが明らかに。

米国では29日(金)に2月の個人消費支出の価格指数(PCEデフレーター)が発表。変動の激しい食品・エネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年同月比2.8%の伸びと予想通りの結果に。

円の対米ドルレートは、日銀が4月会合で金融政策を維持したことを受けて、日米金利差が開いた状況が長く続くとの見方が強まり、大幅に下落しました。

しかし、週明け24日の外国為替市場では再び円が売られる展開となり、円相場は再び1ドル=150円に迫りました。そしてこの直後に短時間で1ドル=145円台前半まで4円以上、変動する場面がありました。

JPモルガン・チェース銀行の佐々木融市場調査本部長は、「日銀が金融政策を変えなければ1ドル=160円の水準まで円安が進む可能性がある」と指摘しています。

<為替> ドル/円が3週間ぶりの安値を付けた。4月の米雇用統計で雇用者数の増加が予想を下回り平均賃金の伸びも鈍化したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が年内に2回の利下げを実施するとの見方が強まった。

各国の通貨に大きな影響を及ぼしているこのドル高、収まる気配はみられませんね。

ところが21日のニューヨーク市場での取り引き時間帯、日本時間の午後11時半過ぎに円相場は、突然、円高方向に振れ、その後、およそ2時間で1ドル=144円台半ばまで7円余り変動しました。このとき、政府・日銀は急速な円安に歯止めをかけるためドル売り円買いの市場介入に踏み切りました。

▽9月6日(火)・東京市場で1ドル=141円台に。オーストラリアの利上げなどを材料に。

この先、さらにドル高が進むということになると国によっては自国通貨を守る、通貨防衛を迫られることになるかもしれませんね。

▽10月20日(水)・東京市場で1ドル=150円台に。・鈴木財務大臣「投機による過度な、そして急激な変化は容認できないのでボラティリティー・変動に注目し、そうした動きがあるときは断固たる対応をとるという、従来の考えについては何ら変更はない」と発言。

日本の円買い・ドル売り介入は、まだ米国債市場を揺るがしていないようだ。しかし、日本政府・日銀が、円のさらなる大幅下落を阻止するための「長期戦」へと引きずり込まれた場合、米国債にも波乱が生じかねない。

▽10月12日(水)・ニューヨーク市場で1ドル=145円89銭(現地時間11日)介入前水準に迫る。・東京市場で1ドル146円台。介入前より円安に。

▽9月7日(水)・ニューヨーク市場(現地時間6日)で1ドル=143円台に。アメリカの非製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想を上回ったため。・東京市場で1ドル=144円台に。・鈴木財務大臣「円安方向に一方的に振れていると憂慮。これが継続すれば、必要な対応を」

▽8月29日(月)・週明けの東京市場で約1か月ぶりに1ドル=138円台に。

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