[全般]米CPIとリスクオフ

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[全般]米CPIとリスクオフ
先週はパウエル議長が利下げに慎重な発言やADP雇用統計が予想を上回ったことでドルは底堅い動きが続いた。一方でNY株式市場は金利高止まりの影響で軟調な地合いが続いた。
ドル円は152円付近での介入警戒感もあり上値は抑えられた。イランとイスラエルの軍事的な緊張の高まりなどリスクオフの円買いが進む場面も見られた。また、日銀の早期利上げ記事などもありドル円は一時150円後半に下落。
週末に発表された米3月雇用統計はNFPが予想を上回り1年ぶりの増加となったことや失業率が低下したことでドルは上昇。ただ、平均時給は低下したことから上値も限られた。
また、この日もFRBメンバーのタカ派発言が相次いだ。ボウマンFRB理事は「追加利上げが必要になる可能性もある」など、利下げ観測が後退したこともドル買いを促した。
今週は米3月CPIが発表されるが、これらがFRBの早期利下げの必要性がないとの見方を裏付ける結果となればドルは一段と上値を試す展開も予想される。特に市場はドル円の152円突破のきっかけにする可能性もあり注目。
ただ、152円手前では日本の財務相や財務官、そして首相などのけん制発言が相次ぐ中で介入警戒感が高まり簡単にはブレイクはさせないとみる。
反対に、CPIが予想を下回るようならドル買いが進んだ後だけに下振れリスクの方が大きくなりそうだ。また、イスラエルとイランの軍事衝突のリスクが燻る中でリスクオフの円買いも強まる。
緊張の中でドルと円との攻防による膠着状態から脱出があるのか注目。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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