もりもり戦略(3月-①)

2月5日にパウエルFRB議長が「3月利下げの可能性は低い」と発言。市場には3月早期利下げ観測が広がりドル売りが進んでいたことからドルは上昇。ドル円は148円付近から買いが進む中で内田日銀総裁がマイナス金利解除後も緩和政策を継続すると発言。ドル円は149円ミドルまで上昇したものの150円の大台が意識され上値は抑えられました。
このレベル付近に来ると為替介入への警戒感が高まることから市場も慎重にならざるを得ません。
2022年9月には146円付近で介入を実施し、その後ドル円は127円台前半まで下落しました。この時は2か月余りで20円以上の円安が急速に進んだためでした。
しかし2023年に151円90銭まで上昇したときには介入は入りませんでした。この時は7月に137円台から上昇が始まり11月に151円台に上昇。4か月で15円足らずの上昇であり、急速な円安というわけではありませんでした。しかし、口先介入が頻繁に続いたことで介入警戒感から自立反落となりました。
今回は12月末につけた安値140円前半から2月までひと月半足らずで10円余りの上昇ということで、今回は介入が入りにくいとの見方もありました。
しかし、ここにきて口先介入が聞かれるようになったことでそろそろ天井が近いとみて介入頼みでの売りを出すことにしました。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。