豪ドル/円 今日の見通し「米3月PPIが豪ドル下落のさらなる要因になる?」2024/4/11

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豪ドル/円 今日の見通し「米3月PPIが豪ドル下落のさらなる要因になる?」2024/4/11
 

【最新号】

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

 

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は反発。イランによるイスラエルへの報復攻撃が近づいているとの観測が高まったことが要因。イランの報復攻撃が実施された場合、イスラエルやイスラエルを支援する米国による反撃が行われる可能性も伝わっている。終値は前営業日比+0.98ドルの1バレル=86.21ドル(4月10日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら>

・3月27日に発表された豪2月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%で前月から横ばいだった。1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期(+5.4%)から鈍化した。

・3月21日発表の豪2月雇用統計は、雇用者数が市場予想(4.00万人増)を大幅に上回る11.65万人の増加だった。失業率は3.7%へ改善(前回:4.1%)、労働参加率は66.7%だった。

・3月19日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

米3月PPIが豪ドル下落のさらなる要因になる?

昨日は米3月CPIの上振れを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの見方が強まった。米長期金利が急上昇し、米ドルが買われたことで豪ドルやユーロは対米ドルで大きく下落した。本日は米3月生産者物価指数(PPI)が発表される。PPIはCPIの川上にある指標として見られているため、市場予想を上回るとFRBの利下げ開始時期がさらに遅れるとの見方に繋がる可能性があるため要注意だ。
また、本日は中国の3月CPI(前年比)が発表される。中国2月CPIは5カ月ぶりにプラス圏に浮上した。春節で移動や宿泊費が上昇したほか、購買意欲が高まり物価が上昇したためだ。今回発表される中国3月CPIの市場予想は+0.4%となっている。予想通りプラス圏に定着できるのか注目したい。

想定される個別シナリオ

■米3月PPIが上振れる
⇒FRBの利下げ開始時期の後ずれ観測がさらに強まる
⇒米長期金利が上昇
⇒米ドルが買われる
⇒豪ドルは対米ドルで売られる

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
中国3月CPI
米3月PPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。7時に豪ドル/円のストキャスティクスで、豪ドル/米ドルのRSIでそれぞれ買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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2026年6月の豪ドル円見通し

2026年5月の豪ドル円予想。当月始値 106.02、最低 105.11、当月最高 108.31。平均 106.54。月末 106.71。変更 0.7%。

2026年11月の豪ドル円予想。当月始値 109.70、最低 109.70、当月最高 114.68。平均 111.77。月末 112.99。変更 3.0%。

余計なコストを考えなくても取引できるため、豪ドル/円はFX初心者におすすめの通貨ペアです。

オーストラリアが主に資源を輸出しているため、豪ドルは「資源国通貨」として考えられています。

2026年1月の豪ドル円予想。当月始値 102.17、最低 102.17、当月最高 106.05。平均 103.72。月末 104.48。変更 2.3%。

欧州通貨やオセアニア通貨(豪ドル/NZドル)は、米ドル安にサポートされる展開が続くことが予想される。

2028年3月の豪ドル円予想。当月始値 120.17、最低 120.17、当月最高 125.64。平均 122.44。月末 123.78。変更 3.0%。

日本は主に原材料をオーストラリアから輸入しています。その後、完成品、工業製品をオーストラリアに輸出しています。豪ドル対円相場が安定している背景には、オーストラリアと日本、両国の貿易黒字がごく僅かであることがあげ られます。

2026年8月の豪ドル円見通し。当月始値 112.83、最低 108.15、当月最高 112.83。平均 110.90。月末 109.80。変更 -2.7%。

2027年4月の豪ドル円見通し。当月始値 107.64、最低 106.56、当月最高 109.80。平均 108.05。月末 108.18。変更 0.5%。

2026年6月の豪ドル円見通し。当月始値 106.71、最低 106.71、当月最高 111.56。平均 108.72。月末 109.91。変更 3.0%。

第一週 4月17日(水曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 99.63、 最高 101.12、最低 98.14。 4月18日(木曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 100.39、 最高 101.90、最低 98.88。 4月19日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 100.80、 最高 102.31、最低 99.29。 4月22日(月曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 100.50、 最高 102.01、最低 98.99。 4月23日(火曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 100.54、 最高 102.05、最低 99.03。

豪ドル/円は現在93円台後半を推移していますが、今後どのような動きをするでしょうか。

また豪ドルはエネルギー資源にも影響するため、今後のエネルギー資源の需要に大きな変化があれば豪ドルの価格に影響します。

この記事では豪ドル円の値動きの特徴を解説するとともに、今後予定されているイベントによってどのように値動きしていきそうか豪ドル円の値動き予測を解説していきます。

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