テスラ米中でEV値下げ 販売低迷

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テスラ米中でEV値下げ 販売低迷
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テスラ米中でEV値下げ 販売低迷

【ニューヨーク=小林泰裕】急成長した米国の電気自動車(EV)市場に異変が起きている。平均価格は1年間で2割低下し、テスラを始め、各社は業績が悪化した。関心を持つ購買層の多くが購入を終えており、今後、市場の伸びは鈍化するとの見方も出ている。

テスラの値下げに対し、最初こそ様子見の態度でいる中国メーカーが多かったが、1月の販売台数減少を受け、2月から複数のメーカーが価格戦争に参戦した。

テスラの値下げに対し、ファーウェイが共同開発したEVブランドAITOと新興メーカーのXpeng(小鹏)が先に対抗措置に乗り出した。AITOは傘下モデル「問界」の販売価格を最大3万元(約58万円)の値下げに踏み切り、さらにXpengは3つのモデルに対して、2~3万元(約38〜58万円)の値下げを発表。

UBSグループのアナリスト、ポール・ゴン氏は今年に入ってからのイベントで、「中国の自動車メーカーとテスラの差はかつてないほど小さくなっている」と指摘。販売において主ににモデル3とモデルYのみに頼るテスラは、購入者を引き付けるために値下げすることが増えている。

テスラは2023年1月に業界全体の価格引き下げの口火を切っており、今回の動きはライバルにさらなる値下げ圧力をかける可能性がある。小鵬汽車や比亜迪(BYD)など中国メーカーや独フォルクスワーゲン(VW)などグローバルメーカーはいずれも、市場のポジションを守るために年間を通して値下げを余儀なくされた。23年に年間販売目標を達成できた中国自動車メーカーは全体の約3分の1にとどまった。

UBSグループのアナリスト、ポール・ゴン氏は今年に入ってからのイベントで、「中国の自動車メーカーとテスラの差はかつてないほど小さくなっている」と指摘。販売において主ににモデル3とモデルYのみに頼るテスラは、購入者を引き付けるために値下げすることが増えている。

(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)メーカーの米テスラは、同社が重視する米国と中国という2大市場で値下げに踏み切った。1-3月(第1四半期)の販売台数が予想を下回り、在庫が膨らんでいた。

値下げの効果が現れ、世界EV市場の勢いが減速している中でテスラの1月の販売台数は過去最高を記録。中国市場では、1月1日~29日の販売台数は25,686台と、1日あたりの販売台数は前年比42%増加している。値下げによって増加した需要を満たすため、今後2ヶ月間は上海工場の生産台数を引き上げる計画が報じられるなど、テスラの値下げ効果は抜群だ。

電気自動車(EV)世界最大手の米テスラが2日発表した2023年10~12月期の販売台数は前年同期比20%増の48万4507台だった。四半期として過去最多を更新したが、中国EV最大手の比亜迪(BYD)の52万6409台を下回り、初めて首位から陥落した。

EV市場で競争が激化する中、テスラの販売台数は鈍化傾向にある。今後も成長を維持できるかどうかが課題となる。

同社の2022年累積販売台数は27.1万台で、前年比126%増加。勢いはよかったものの、今年1月の販売台数は前年比36%減少している。

他方で、米国での10月の平均価格は約5万2000ドルとなり、1年前よりも2割ほど安くなった。テスラが販売価格を引き下げたことが大きな要因とみられるが、今年の初めに比べて在庫が2倍に増えたとの調査結果もある。需要が想定よりも伸び悩んでいることも背景にあるとみられる。

米国のEV市場は近年、右肩上がりに拡大してきた。22年の販売台数は約81万台で、約24万台だった19年の3・3倍になった。7~9月期も前年同期より5割多い約31万台と好調だ。

23年通年の販売台数は前年比38%増の180万8581台と、目標の180万台を上回った。BYDは73%増の157万4822台で、通年ではテスラが首位を死守した。

テスラの公式サイトによると、セダン「モデル3」の最低価格は5.9%値下げされ、24万5900元(約498万円)となった。スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」の最低価格は25万8900元と、従来の26万6400元から2.8%引き下げられた。

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