金(ゴールド)の今後の見通し|2400ドルが見えてきた(XAU/USD 市況と分析)2024/5/10

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金(ゴールド)の今後の見通し|2400ドルが見えてきた(XAU/USD 市況と分析)2024/5/10
 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動きまとめ

■金価格の動向

金価格は2,370ドル付近まで上昇し、2,400ドルへの到達が間近となっている。
背景には、米国の早期利下げ観測の高まりがある。新規失業保険申請件数の悪化を受け、9月利下げ開始との見方が強まっている。

■テクニカル分析

移動平均線は3本とも上昇傾向を示し、RSIも30ラインを上抜けるなど、明確な上昇基調が続いている。
4時間足では2,280-2,300ドルがサポートゾーンとなり、直近高値の2,350ドルを抜けてきている。

■今後の見通し

2,400ドルの大台突破に期待がかかる一方で、過去の事例から上髭を伸ばしての反落も警戒が必要。
来週発表される4月CPIの結果次第では、さらなる上昇の契機となる可能性がある。

■注目イベント

5月15日の米4月CPI発表は重要。前回よりも鈍化すれば、利下げ開始時期が早まる可能性がある。
その場合、金価格の2,400ドル突破や、さらなる高値更新につながる。

全体として、金価格は明確な上昇基調を維持しており、2,400ドルの大台突破に期待がかかる。ただし、過去の動きを考慮し、慎重な戦略が求められる。次の重要指標である4月CPIの発表結果に注目が集まる。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいとなり、価格は移動平均線の上に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは、基準である50を超えて推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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預託金を上回る損失が生じる場合があります

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

偽情報の拡散や偏見の助長への懸念が高まる中、各国はAIへの規制を強化している。欧州連合(EU)の立法機関である欧州議会は3月13日、AIの開発や利用を巡る世界初の包括規制の最終案を可決した。生成AIの提供企業に、AI製であることを明示させるなど透明性の担保を求める。違反企業には制裁金を科す。

ロンドンに本部を置く、ゴールドの国際的な調査機関ワールドゴールドカウンシル(WGC)が発表したデータでは、2月の購入量は19トンとなっていた。1月の45トンから落ちており、1~2月の計64トンは前年比では43%減となる。買いが継続していることが、足元の金市場では評価されているが、3月の相場急騰の中で買いの規模はどうなるかが注目される。先行して4月7日に中国人民銀行が発表した3月の外貨準備の内訳によると、ゴールドは約5トン増となっていた。メディアは17ヶ月連続増を大きく報じるものの、少なくとも10トン台で推移していたことから、ペースは明らかに落ちている。外貨準備の構成比率の見直しとはいえ、今回の急騰相場の中で、3月以降どう変化しているか興味深いところであるとともに、注視している。3月のデータは5月初めには入手できる見通しだ。

週末の米インフレ指標が市場予想どおりの鈍化を示し、今後のインフレ予想を示す指標も引き続き鈍化基調継続を示唆。 金曜日に発表されたミシガン大の1年期待インフレは1月確報値で3.9%。12月の4.4%から急低下、ピークとなった昨年3-4月の5.4%からも大幅に低下し、1年9ヵ月ぶりの低水準。 5年期待インフレは2.9%となって12月からは横ばい推移。こちらは昨年1月と6月の3.1%がピークとなり、...

生成AIに関連するビジネスをかつての「ゴールドラッシュ」に例えれば、エヌビディアのGPUは金を採掘する「ツルハシ」だ。いつ、どれだけの金が生み出されるかは未知数だが、ツルハシは間違いなく売れていく。その実力を見てみよう。

これまでのところ、金相場は2022年後半からの熊手型の上昇チャネルの上端とほぼ一致する、2020年の最高値2,072の厳しいレジスタンス付近で上値が重くなっている。週足と日足のチャートでは、今月の高値付近で弱気のダイバージェンスが示現しており、金相場が上昇の勢いを失っていることを示している。

しかし、短期的にはそうでも、長期的な視点からは注意が必要だ。このような状況は金先物相場に下方ブレイクをすぐに起こさせるわけではないが、そのリスクは醸成されている。これに関しては、3月28日付記事「金価格見通し:難しい2,000ドルの壁超え」と4月16日付記事「金価格の週間見通し:金/ドルは慎重な姿勢に転じる時が来た?」をご参照ください。

日足チャートのMACD(移動平均収束拡散手法)を見ると、短期的にはモメンタムは引き続き下降している。したがって、焦点は1,935-1,970付近の重要なサポートに移る。これまでのところ、金/ドルはこの収束したサポートエリアを上回る水準を維持している(240分足チャート参照)。先週の安値1,970を下方ブレイクすると、1,935に向けて下値を探る展開となる可能性がある。金/ドルの見通しが明確に強気に転じるには、2,072を決定的に上抜けする必要がある。

FRBが金融政策の指針とするPCEインフレは2022年末に期待どおりの鈍化傾向持続で当面の利上げペース減速をサポート。差し当たり、市場の早期緩和期待の阻害要因にもならず。 米商務省発表の12月PCEは前年比+5.02%。11月の+5.54%から一段と低下して3ヵ月続落、2021年9月(4.65)以来、1年3ヵ月ぶりの低水準。ただし5%超は15ヵ月連続。 食品とエネルギー関連を除くコアPCEは前...

外国為替のレバレッジ取引や店頭商品の証拠金取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適したものではありません。個人の状況に基づき、取引を行うことが適切であるかどうかを慎重にご検討ください。外国為替取引にはリスクが伴います。預託金を上回る損失が生じる場合があります。独立した投資アドバイザーの助言を得て、取引を行う前にリスクを十分に理解することをお勧めします。 DailyFX社が提供する情報は、経済、政治及び市場状況を観察したに過ぎない市場解説と解釈されるべきものです。この情報は、情報提供のみを目的としています。デリバティブ商品または証券の取引の勧誘または推奨を意図するものではなく、金融アドバイスとして理解または解釈されるべきではありません。例示されたものはすべて説明目的のために提供されており、すべての方にとってこれらの例示と同様の利益または損失が生じること、または生じる可能性があることを示すものではありません。DailyFX社は、この資料の閲覧を基に下した投資判断およびいかなる取引の決定についても責任を負いません。

先週4月9日までは8営業日連続で最高値更新が続いたNY金。いかにも過熱を思わせるものの、実際の値動きは高値圏特有の乱高下が見られることもなく静かな展開で、淡々と高値を刻んでいく流れとなっていた。欧米の市場関係者の中には「FOMO」という表現を使う向きも現れている。「Fear of missing out」の略で「乗り遅れることへの恐怖」を表す。一般的に3月まで連続的に史上最高値を更新していた米国株式市場で、上昇の背景として運用担当者の心理状態(買いそびれることへの恐怖)を指摘する際に使われていた表現だった。運用対象として決してメインストリームとは言えない金(ゴールド)にも、同様の解釈が現れている。それだけ、今回の金相場の上昇継続は想定外ということだろう。小規模なものでも押し目(下げ局面)が、エントリーポイント(新規買いポイント)と指摘されてきただけに、上昇に一巡感が出始めている今週の動きが注目される。

AIの学習に不可欠なGPUで独走するエヌビディアの最大顧客は米巨大テック企業だ。消費者や企業によるAI利用が米国プラットフォーマーのクラウドやデジタルサービスの収益源となり、再投資につながる自己強化が進行する。日本の存在感は皆無に等しい。「デジタル地主」にこつこつと料金を貢ぐ「デジタル小作人」に甘んじる懸念が強まっている。

年末年始の堅調推移が続いたNY金、26日時点では6日ぶりの上昇一服。少し遡れば、10月末から11月初旬にかけて底打ち反転。インフレ鈍化の兆しと利上げフェーズの終着点見通しがある程度見えてきたことでドル高の流れが一服、そしてドル安へと反転した流れに連れて買い転換となったNY金は11月に120ドル程上昇し、12月にも60ドル超水準を切り上げて年明けには1900ドル台へと一段高。そしてこの間、通...

経済協力開発機構(OECD)によると、米国におけるベンチャーキャピタル(VC)投資の累計額は中国の2倍を誇る。豊富な資金や集合知を背景に、各国はAI研究の果実を狙う。だがここでも、日本の存在感は薄い。

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