【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-来週は25日線超えが焦点

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【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-来週は25日線超えが焦点

日経平均株価は反発。高寄り後の上値が重く伸び悩む展開が続いた。一目均衡表の転換線(39508円 4/12)が下げるタイミングであったことも影響し、5日移動平均線(39533円 同)をわずかに割り込んで終えた。

 RSI(9日)は前日35.5%→44.8%(4/12)に上昇。50%以下で勢いのない局面が続いており、来週は50%超から騰勢を強められるかが焦点となる。

 今週は狭いレンジの動きとなったが、終値ベースでは3/13安値38695円を下回っておらず、年初からの上昇基調は保っている。日柄調整は続く可能性が高いが、来週は25日移動平均線(39704円 同)が上昇に転じる動きも予想され、4万円超えに浮上できるかが重要なポイントとなる。

 終値ベースでみた上値メドは、25日移動平均線、心理的節目の40000円、3/22高値40888円、心理的節目の41000円などが考えられる。終値ベースでみた下値メドは、4/5安値38992円、3/13安値38695円、心理的節目の38000円、75日移動平均線(37566円 同)などがある。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-来週は25日線超えが焦点

テクニカル 日経平均株価テクニカル分析来週は25日線超えが焦点

来週(2020/11/16〜11/20)の日経平均株価の予想レンジは24,900円-25,600円。東京株式市場は決算発表が一巡することで材料が少なくなる。為替市場や海外株式の動向に影響を受けやすくなり、ここまで需給主導で上昇してきた地合いを保てるかが焦点となる。東証1部の騰落レシオ(25日)は95%程度と全面高に至らない中、今週と同様に米ナスダックとダウ平均の優勢性によって、成長株と経済活動再開銘柄の間で物色が行ったり来たりする展開が予想される。米中の重要経済指標の発表もあり、米長期金利の動向にも敏感になりそうだ。日経平均株価は200日移動平均線からの上方かい離(下段のテクニカル分析を参照)でみると、目先的には反落しても不思議ではない。ただ、東証1部の主力株が上昇していた間、調整含みにあったマザーズ銘柄に資金シフトが予想され、米ハイテク株の動向次第では再びマザース市場に注目が集まる。欧米や日本で新型コロナウイルス感染者の増加ペースが拡大しており、先行きの経済動向に不安が残る。米国での感染拡大は深刻でコロナ地獄(Covid Hell)という言葉も出てきているようだ。米大統領選挙をめぐる迷走でコロナ対策が遅れる可能性も高く、米国情勢が不安定なことには警戒したいところだ。また、米国ではこれから感謝祭を控え、年末商戦が本格化する。米国内で最も国民が移動することで更なる感染拡大を懸念する声がある反面、コロナ下で好調さが鮮明なネット通販へのシフトが一段と進む公算も大きい。米長期金利は上昇が継続しにくく、再びハイテク株主導の展開に戻る可能性がある。国内経済指標では、7-9月期GDP速報値(11/16)、10月貿易収支、10月訪日外客数(11/18)、10月首都圏マンション販売(11/19)の結果に注目。海外では、中国10月鉱工業生産、中国10月小売売上高、米11月NY連銀景気指数(11/16)、米10月小売売上高、米10月鉱工業生産(11/17)、米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米10月中古住宅販売(11/19)などに注目したい。日経平均株価(図表1)は11/12までの8連騰で2,500円程度の上げ幅となり、25,500円台乗せを達成した。6/9高値(23,185円)を起点に9/3高値(23,580円)を通る上値抵抗線をクリアしたあとも押し目なく上昇を続け、1991年以来29年ぶりの高値水準である。東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で除した騰落レシオ(25日)は94.9%(11/12)と依然として過熱感はなく、RSI(9日)も87.7%(11/12)と目先は強いモメンタムが続く公算が大きい。一方、200日移動平均線(22,022円 11/12)からの上方かい離は15.8%と、2016年以降で天井を付けた10%〜15%水準にあり、いつ反落調整があっても不思議ではない。ただ、バブル崩壊以降の反発局面では20%超えたことも珍しくなく、それ相応の動きも期待できそうだ。何より、2018年以降で形成してきた24,000円前後の上値の壁を明確に上抜けたことが、中長期的な動向を予測する上では重要なポイントである。急騰前まで形成してきた8月以降のもみ合い期間(時間)なども考えると、調整が一巡した後も再び上値を伸ばす展開が予想される。当面の上値メドは、2016年6月安値(14,864円)から2018年1月高値(24,129円)までの上昇幅9,265円を3/19安値(16,358円)からの上げ幅で当てはめた25,623円付近や、1991年3月高値27,270円付近、1/17高値(24,115円)から3/19安値までの下落幅7,757円に対する1.5倍返しの上げとみた28,000円処などが挙げられる。下値メドは、24,100円付近や、上述した6/9高値を起点に9/3高値を通る上値抵抗線(現在は下値支持線)、25日移動平均線(23,823円 同)などが考えられる。

したがって、日本株が上昇基調を維持するには、テクニカル分析面での上値目標超えだけでなく、需給の売り圧力をこなす必要があり、今週は日本株の買いの強さがあらためて問われる展開となりそうです。

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