[ユーロ米ドル]1.07ドル割り込む

先週のECB理事会では数名のメンバーが利下げを主張。声明でも利下げの可能性が示された。また、ラガルド総裁のハト派的な発言もあったが1.07ドルの強いサポートをユーロは割り込めなかった。しかし週末の欧州市場で1.07を割り込むと損切りを巻き込みながら昨年11月以来の安値1.0623まで下落。
ECBの早期利下げ観測に対してFRBは利下げ時期が後退するなど金融政策の時間差からユーロの売られやすい状況は今週も継続。今週発表されるドイツZEWやユーロ圏鉱工業生産が前月から改善との予想もあり、ユーロの買い戻しに繋がることになる。ただ、これまでの強いサポートレベル1.07で上値が抑えられるようなら戻り売りスタンスで臨みたい。

今週のユーロドル予想レンジ：1.0680～1.0600（76.4％）

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