タピオカブーム終息 お茶で再攻勢

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タピオカブーム終息 お茶で再攻勢
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 タピオカブーム終息 お茶で再攻勢

タピオカブーム終息 お茶で再攻勢

もう一つの挑戦は、ゆったりしたお茶時間を提供する空間づくりです。もともと、台湾の春水堂はスペース的にゆとりのあるお店が多く、友人や家族とごはんを食べながらのんびり過ごせることが魅力でした。2020年の6月にオープンした「渋谷マークシティ店」は、台湾春水堂の世界観をより近い形で表現したいという思いが形になった大型店です。アレンジティーの派生形として、アルコールと台湾茶を融合したティーカクテルなども開発しました。また、渋谷を皮切りに台湾モーニングをスタートし、現在数店舗で実施しています。

これが人気を呼び、台湾全土で現在52店舗を展開。「台湾茶の救世主」とも呼ばれるほどの存在になっています。日本では15年ほど前にも一度、タピオカブームがありましたが、そのときは、ごく短期的なブームで終わってしまいました。

都内の中でもタピオカミルクティー専門店が特に集結する表参道。少し歩いただけでポイ捨てされたプラカップが見つかりました。

木川さん:タピオカミルクティー以外のドリンクメニューの幅を広げることです。まずは台湾茶の充実。2019年頃から準備をはじめ、種類を増やしました。現在は、店内でお召し上がりいただくホットドリンクだと、台湾茶が一番売れています。

これまでのタピオカブームは?

木川さん:関谷や私が台湾のお店で感じたように、春水堂のクオリティーを知り、信頼してくださったお客さまが再訪してくださっているのではと思っています。私の中で春水堂は、全てで一流を目指しているからこそ、くつろぎの中にどこか凛とした印象のある場所です。お茶やお食事はもちろん、サービスや空間まで全てで高いクオリティーを保つことは難しいですが、これからも努めていきたいです。

最近は白色のタピオカや金色も登場しています。白タピオカを扱っているミルクシャは、タピオカ発祥の地・台湾のミルクスタンドで国産生乳100%の濃厚でフレッシュなミルクを使用しているらしいです。

カフェの定番メニューと言えばコーヒー。しかし現在、コーヒーを取り扱わない、お茶専門カフェが勢いを増している。神奈川県の人気観光地、湘南エリアに4月6日、台湾カフェチェーン「春水堂(チュンスイタン) 藤沢湘南台店」(神奈川県藤沢市)がオープンした。同チェーンとして初となる、ドライブスルーを併設した郊外型店舗だ。

――「タピオカミルクティー」をきっかけに春水堂を知った若い女性だけではなく、幅広いお客さまにお茶文化を味わっていただくためのチャレンジを続けられていたんですね。木川さんは、春水堂のどのような特徴がお客さまを引き付けていると思われますか?

ブームが落ち着いた今、“タピオカ専門店”というイメージが拭いきれないと、「あの店に行くと、どの飲み物にもタピオカが入っている」という固定観念にとらわれてしまい、敬遠されてしまうのだ。

もちろん、この2~3年で閉店した店のすべてが金儲けしか考えていなかったわけではないが、そうした店が多かったのは事実。こうして、閉店してしかるべき店が次々に撤退していったことも、“タピオカブームの終焉”を強く感じさせたわけだ。

現在もタピオカをトッピングするお客様は8割いらっしゃる。そこから「ブームが落ち着いて定着した」のだと思う。ただ、「タピオカ屋さん」(のイメージ)だけでどこまで成長できるか、どのようなニーズがあるのかと考えると、それよりは日本人の生活にお茶は欠かせないわけだからお茶を軸にしよう、という元々の考えに回帰した。

山はいくつかあった。昨年(2021年)11月、12月は、売上にコロナの影響がほとんど出なかった。人流と店舗の売上がリンクして、感染者数が下火になると数字が戻る動きが顕著となった。ただ、ゴンチャの場合、タピオカブームが「ものすごかった」ので、ブーム沈静化のタイミングとコロナによる外出自粛がほぼ一緒だった。なので、ブームが落ち着いた影響なのか、コロナの影響なのか、非常に判断しづらい状況だった。 一方、新規感染者数が減少した昨年の後半に売上が上がったので、私たちとしてはブームの終わりは底が見えて、「人流によって数字が戻った」ことを初めて把握できた。

春水堂では新店をオープンするたびに、その店限定のメニューを販売しており、銀座店は白桃果汁と桃をぜいたくに使った「タピオカ白桃鉄観音ミルクティー」。銀座店のオープンは年度初めには決まっており、限定メニューが決まりビジュアルができるのを待って、6月13日にリリースを配信。配信会社を中心に約600のメディアに送ったそうです。

2019年にリバイバルブームを巻き起こした「タピオカ」。この影響で、2017年3月に25社にとどまっていた「タピオカ屋さん」は2020年3月に112社まで急増 した。だが、コロナ禍での人流の減少に加え、ブーム一巡から「インスタ映え」を求める客も減り、新規開業は沈静化した。 こうしたなか、2015年に日本市場へ参入し、タピオカブームをけん引した人気チェーン「ゴンチャ」は、コロナ禍でも店舗網を拡大している。 東京商工リサーチは、ゴンチャの国内店舗を運営する(株)ゴンチャジャパン(TSR企業コード:014439670、渋谷区)の角田淳社長にブーム後のタピオカの現状と、アフターコロナに向けた外食産業の動向などを訊いた。

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