【見通し】株式明日の戦略-印象の悪い安値引け、IPOはラッシュに突入

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【見通し】株式明日の戦略-印象の悪い安値引け、IPOはラッシュに突入

25日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は474円安の40414円。22日の米国株はまちまちで終えたが、ダウ平均の大幅安を嫌気して下落スタート。半導体株に買いが先行したことで序盤では値を保ったが、値下がり銘柄は多く、10時辺りからは下値模索の様相が強まった。後場に入って40500円に接近したところではいったん下げ渋り、しばらく安値圏でのもみ合いが続いた。しかし、終盤にかけては40500円を割り込み、下げ幅を400円超に拡大。終値でも40500円を下回り、安値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆3400億円。業種別では陸運、その他金融、石油・石炭などが上昇した一方、精密機器、サービス、不動産などが下落した。通期の利益および期末配当の見通しを引き上げた北海道電力が急伸。半面、月次が失望を誘ったミスミグループ本社が大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり348/値下がり1267。上方修正を発表した京浜急行や旗艦ビルの売却観測が伝わった西武HDが大幅高となり、鉄道株全般に資金が向かった。配当に関するリリースが好感された丸八証券やアイザワ証券が急伸。証券・商品先物セクターではFPGも上方修正や増配が好感されて人気化した。証券会社が目標株価を引き上げたアドバンテストが2.8%高。NTT東日本グループ企業との協業開始が好感されたファンデリーがストップ高となった。

 一方、ソニーG、キーエンス、リクルートなどグロース色の強い大型株が強めの下落。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体株の一角が、買い先行から失速して下げに転じた。先週強く買われる場面があったセクターが弱く、三井不動産、三菱地所など不動産株や、京都FG、九州FGなど地銀株が軒並み安。株主優待の廃止を発表したケア21が大幅に下落した。紅麹関連製品の自主回収を発表した小林製薬は、場中に値が付かずストップ安比例配分となった。

 本日、グロース市場に新規上場したイシンは、買いが殺到して初値は持ち越しとなった。ジンジブは上場2日目で公開価格比2.3倍の初値をつけ、終値は初値を小幅に下回った。

 日経平均は大幅安。22日の米国株は3指数がまちまちで終了したが、(1)ダウ平均は決算を受けたナイキ株の急落影響もあって大幅安、(2)ナスダックはエヌビディアが大幅高となるなど半導体株が買われたことで上昇、(3)S&P500は方向感に乏しく小幅な下落―と三者三様の反応であった。日本株がどの指数の影響を大きく受けるかが注目されたが、蓋を開けてみれば安寄りから下げ幅を広げ、最も弱かった(1)のダウ平均に近い動きとなった。先週、週間で2000円超上昇したことを踏まえると、500円近く下げても利益確定売りの範ちゅうではある。ただ、安値引けは余計で、きょうの下げがあす以降にネガティブな影響を及ぼさないかどうかを注視しておく必要がある。テクニカル面では5日線(40372円、25日時点、25日終値は40414円)近辺まで調整を入れた格好となっており、一段安は回避したいところだ。

 あすはIPOが4社あり、きょうからの持ち越しも1社ある。ここからIPOがラッシュとなるだけに、ニューカマーには値幅を期待した資金が向かうだろう。あす上場する中ではソラコムの注目度が高い。大型株に買い疲れ感が出てきたとしても、新興銘柄の物色が盛り上がるのであれば、日本株からは資金が逃げない。IPOが呼び水となり、新興銘柄の再評価機運が高まるかに注目しておきたい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】株式明日の戦略-印象の悪い安値引け、IPOはラッシュに突入

見通し 株式明日の戦略印象の悪い安値引け IPOはラッシュに突入

第一四半期のBDI市況は2631でした。現在は7月ですから第二四半期に入っていますが、これまでの所3371平均で推移しています。日本経済は未だに低迷していますが中国は好調に推移しています。ワールドスケールは採算割れの32でした。更に自動車輸送船の昨年75万7千台の輸送でしたが今年の4-6月期は33万台で推移しました。詳しい見方を解説しませんが、世界景気は回復しており会社見通しでは4-9月期は70億円赤字予想ですが(赤字130―黒字60)、私は中間期は黒字転換だと思っています。後場から商船三井を買いました。

株式相場はようやく調整色が強くなってきました。先週、むかしの仲間から(現役の証券マン)電話をもらいました。考えてみれば彼も既に業界歴30年ほどのベテランですが、株の見通しが悪くなると、相場観を聞きにくるような気がします。きっと選択が難しいからでしょう。ただ株価は完全に枯れていた所から、反発したわけですから、そんなに売り物があるわけではありません。今日の人気銘柄はすべて討ち死にです。売買金額上位の30銘柄のうち、15位にアイフル、19位はドコモ、22位は武田、24位にNTT、25位にKDDIのたった5銘柄しか上がっていません。しかもアイフルを除き、全てディフェンシブ・ストック銘柄です。1位のGSユアサの売買金額が370億円ですから…ね。もう一段安の可能性は残る訳ですね。

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