2024/4/14(日) 今週の見立て

FXブログ
2024/4/14(日) 今週の見立て
今週の見立てです。今週も見立てに入る前に、先週の出来事をまとめておきます。

・米国CPI(水曜日)
インフレ指標ですね。先週の見立てで、この指標でのインフレ率が高いと、米国金融政策の今年の「利下げ幅・利下げ回数」が大きく変わる可能性がある、と書いていたのですが、結果は、マーケットの予想を上回る高い数字に。6月の利下げはほぼ消え、年内の利下げも3回と予想されていたものが2回以下に修正、全体としての利下げ幅も大きく縮小。

これまでは、「利下げ」を織り込みすぎていた=ドル安に振れ過ぎていた、ということになり、一気にドル高へと動きました。テクニカル的にエッジのあるのはドル高方向なので、いい感じですね。さらにキーになるレジサポを各通貨とも一斉にブレイクしてきました。もちろん、今週の注目はドルストレート、ということになりますね笑

・湾岸情勢(金曜日)
金曜にイランがイスラエルを報復名目でロケット砲撃。有事発生⇒リスク回避⇒ドル高円高。ということで、ここでもドル高に動いてしまい、ドルストレートは「伸びすぎた感」が出てしまいました。また、日本円も買われています。ドル円は米ドルが強いのでドル安ですが、クロス円は全て週足が陰線をつけていますね=円高。とはいえ、週足はまだまだ上昇の形を崩していないので、大きくショートを狙うのは厳しいですね。

・ECB政策金利(木曜日)
ECBでは、6月利下げの議論が出るかどうかが焦点でしたが、はっきりと検討の可能性を明言していましたね。ということで、軟調だったユーロがさらに安くなりました(CPIとこの結果で、木曜から金曜でテクニカルで優位な形を作ったので金曜にEURUSDをショートしました)。ということで、今週も、ドルストレートでショートを狙うなら、EURUSDはいい選択、ということになりそうです。

■先週通しての通貨強弱
うちのブローカーだとこんな感じ。だいたい強弱の背景は上に書いた通りですね。米ドルはCPIと湾岸情勢でめちゃくちゃ強い。次に日本円が強いのは、湾岸情勢で有事の円買いになったからですね=リスク回避。一方で、6月利下げ検討の言及があったEURが弱い。
USD>>JPY=NZD=CAD=CHF=GBP>AUD=EUR

通して見ていきましたが、米ドルが圧倒的に強く、ドルストレートはドル高方向。他のクロスは似たり寄ったりで、クロス全体として方向性が見えるものはありませんでした。

■今週主に見ていく通貨
さて、ドルストレートの中では個人的に一番ラブな感じの動きはUSDJPYでしたが、さすがにちょっとアツすぎて手を出せない(横ばいから再度あげそうですよね・・・)。

ということで、今週はEURUSD, GBPUSD, AUDUSDあたりを見ていこうと思います。チャートはGBPUSD, AUDUSDで切りました。EURUSDについては、サポートまで近いのでデイトレになるかな、というのと、すでにポジションを立てているのとでチャートは切りませんでしたが、上にも書いたように一番下げやすい背景のある通貨だけに、並行して監視していきます。全体としては「伸びすぎている」ので、「戻せない」可能性や、「きれいに動かない」可能性などといったリスクが難しさですね。

GBPUSD
2024_04_14_GBPUSD01_

AUDUSD
2024_04_14_AUDUSD01_

■指標・イベント等
今週は各国CPIなど中規模指標が多数。

4/15(月)
21:30 米国 3月小売売上高

4/16(火)
11:00 中国 1-3月期四半期国内総生産(GDP)
15:00 イギリス 3月失業率
21:30 カナダ 3月消費者物価指数(CPI)
26:00 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁発言
26:15 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言

4/17(水)
07:45 ニュージーランド 1-3月期四半期消費者物価(CPI)
15:00 イギリス 3月消費者物価指数(CPI)
18:00 ユーロ 3月消費者物価指数(HICP)
25:00 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁発言
27:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

4/18(木)
10:30 オーストラリア 3月失業率
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数

4/19(金)
08:30 日本 3月全国消費者物価指数(CPI)
15:00 イギリス 3月小売売上高

[紹介元] trading notes 2024/4/14(日) 今週の見立て

コメント

タイトルとURLをコピーしました