小林製薬の紅麹供給先173社公表

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小林製薬の紅麹供給先173社公表
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小林製薬の紅麹供給先173社公表

「紅麹(べにこうじ)」は米などの穀類に紅麹菌を繁殖させてつくられたもので、古くから食品の着色料などとして使われてきました。紅麹の「ロバスタチン」という成分にはコレステロールを低下させる作用があるとされ、紅麹由来の健康食品などが多く販売されています。一方、紅麹菌の中には「シトリニン」というカビ毒をつくるものもあり、腎臓の病気を引き起こすおそれがあるとされています。国の食品安全委員会によりますと、ヨーロッパでは紅麹由来の健康食品による健康被害が報告されていて、EU=ヨーロッパ連合は健康食品に含まれる「シトリニン」の基準値を設定しているということです。小林製薬によりますと、今回の報告を受けて成分を分析したところ、「シトリニン」は検出されなかったということです。一方で「シトリニン」とは別の未知の成分の存在を示す分析結果が得られたということで「意図しない成分が含まれている可能性が判明した」としています。

消費者庁は機能性表示食品の安全性を点検するため、届け出を行っているおよそ1700の事業者に対して健康被害がないかなどを確認する緊急の質問状を28日付けで送付したことを明らかにしました。消費者庁の新井ゆたか長官は28日の会見で、「機能性表示食品として届け出がなされている7000の製品の事業者に対して健康被害の情報の有無や適切な報告が行える態勢が整っているかなどの確認を大臣から指示を受けた」などとして、28日付けで機能性表示食品を届け出ているおよそ1700社の事業者に対して緊急の質問状を送ったことを明らかにしました。質問は、それぞれの製品について重篤な被害をもたらすような情報が、医療従事者から寄せられていないかどうか。寄せられている場合はどういう対応をしているのか、また情報があっても、消費者庁に報告をしていない場合は、それはなぜか、報告態勢は整っているかなどについて、自由記述で尋ねているということです。回答の期限は4月12日をめどとしていて、結果は公表するということです。また、小林製薬の紅麹を使った機能性表示食品として届けられている9つの製品については、いずれも27日までに届け出が撤回されたということです。

ファミリーマートが自主回収を行うのは、小林製薬の紅麹原料を使用し、今月19日から28日まで販売された弁当や総菜などの3つの商品です。このうち「ビビンバ炒飯&サムギョプサル」は、沖縄県を除く全国で販売されたほか「わかめと玉子のクッパ風スープ」は一部を除く関東と東海で、「キムチチャーハン」は沖縄県でそれぞれ販売されたということです。会社によりますと、小林製薬が「想定していない成分を含む可能性がある」とする紅麹原料には該当しないものの、安全の確保に万全を期すため、原因が明らかになるまで販売を中止するとしています。また、自主回収にあたっては、店舗で返金に応じるとしています。ファミリーマートは、「お客さまにはご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。引き続き情報収集をするとともに適切に対応してまいります」としています。

小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取した人から相次いで健康被害が出ている問題。5人の死亡と、93人の入院が確認されています。県内でも1人が入院したということです。

問題を受け、厚生労働省は28日、調査会を開き、小林製薬の紅麹原料の供給を受けている食品メーカーなど173社を公表しました。

林官房長官は午前の記者会見で「健康被害の原因となった物質と、物質が製品に含有されるに至った原因の特定を含めて関係省庁が一丸となって食の安全の確保に全力を尽くし、再発防止のためにいかなる施策が必要かも検討していく。小林製薬には、原因究明に向けた取り組みへの迅速かつ真摯(しんし)な対応を求める」と述べました。そのうえで「政府の取り組みや把握した情報についてはWHO=世界保健機関への情報提供や在外公館を通じた外国政府への情報提供を実施しており、引き続き、適時適切に海外にも発信し、日本の食品への信頼の確保に努めていく」と述べました。

富山市は、大阪市からの依頼を受けて27日に食品衛生法に基づいて健康食品を製造していた市内の2つの工場で聞き取り調査を行いました。富山市によりますと、大阪市が回収を命じた3つの製品のうち、小林製薬のグループ会社「富山小林製薬」の工場では「ナイシヘルプ+コレステロール」を健康食品製造メーカー「バイホロン」の大沢野工場では「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」をそれぞれ製造していたということです。調査では、製造工程や1日あたりの製造量、それに健康被害の報告がないかどうか保健所の職員が聞き取りで確認したということです。市によりますと、製造工程に問題は見つからず健康被害の報告もないということで、富山市は28日午後に聞き取り結果を大阪市に報告したということです。「富山小林製薬」と「バイホロン」は、いずれも「小林製薬本社の広報が対応するのでコメントできない」としています。

小林製薬の「紅麹」をめぐる問題。厚生労働省は紅麹原料の供給を受けている食品メーカーなど173社を公表しました。長野県内は6社となっています。厚労省は健康被害の有無などについて報告するよう求めています。

小林製薬社長「因果関係分からず、回収の判断にならなかった」

小林製薬が紅麹供給の173社を公表 厚労省「被害の有無報告を」

厚生労働省は、小林製薬が製造した紅麹原料を使った製品のうち、事業者が届け出た自主回収の対象となっている製品の情報をまとめてホームページで公表しています。厚生労働省は、食品衛生法違反のおそれがあるとして、自主回収となった食品について新たな健康被害の発生を防ぐため事業者に対し、「食品衛生申請等システム」での報告を義務づけて公表しています。厚生労働省によりますと、今回の問題を受けて、小林製薬の紅麹原料を使った製品を、各社が自主回収する動きが相次いでいて、28日午前10時半の時点で、54件の自主回収の届け出があったということです。各社が届け出た情報によりますとこれらの製品では、今のところ健康被害は確認されていないということです。厚生労働省は、これらの製品が手元にある場合は購入した店舗やメーカーに連絡するほか、ホームペ-ジのリストに掲載された保健所でも、体調不良などについての相談を受け付けているということです。

岐阜市に本社がある健康食品・医薬品メーカーの「アピ」は小林製薬から委託を受け、岐阜県池田町にある池田工場で長期にわたって「紅麹コレステヘルプ」を製造していて、工場には大阪市から依頼を受けた岐阜県が26日に調査に入りました。メーカーは、小林製薬から供給された原料を手順書に従って錠剤に加工していたほか、衛生面や品質の管理は徹底し何かが混入することはないとしています。また、健康被害は去年9月以降に製造されたものを食べた人に偏っていますが、その前後で製造方法が大きく変わったことはないとしています。「アピ」は「原料や製品の管理に問題はなかったと考えている。保健所の調査には協力していきたい」としています。

同省によると、サプリを服用して入院した人は重複計上などがあったため、106人から93人に修正された。小林製薬側には27日時点で、約1万2000件の相談が寄せられているという。

高知市に本社を置くドラッグストアチェーンでは、機能性表示食品、「紅麹コレステヘルプ」を販売していましたが、すでにすべての商品を店頭から回収したほか、店内に「ただちに使用を中止してほしい」と書かれた案内文を貼るなどして客に注意を呼びかけています。ドラッグストアの店長は「急きょ店頭から該当する商品を撤去しました。この商品を購入した方がいれば返品の対応を取るほか、小林製薬が設けた相談窓口を案内したい」と話しています。

小林製薬は、非公開で行われている株主総会の冒頭で小林章浩社長が発言した内容を明らかにしました。それによりますと、はじめに「当社が販売しておりました機能性表示食品『紅麹コレステヘルプ』などを摂取された方において腎疾患等が発生し、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」と謝罪したということです。このあと、株主に問題の経緯を説明し「お亡くなりになったお客様のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます。また、健康被害にあわれた方の一刻も早い回復をお祈り申し上げます」と述べたということです。そして、大阪市による行政処分などについて説明した上で「健康被害にあわれた方への対応、お客様、取引先への対応を真摯に行うとともにこれ以上の被害拡大防止と原因究明に、全社をあげて、全力をあげて取り組んでまいります。あらためて深くおわび申し上げます。このたびは申し訳ございませんでした」と述べたということです。

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