豪ドル円予想「下値余地が限られる可能性。押し目買い方針継続」FXチャート分析 2024/3/29

FXブログ
豪ドル円予想「下値余地が限られる可能性。押し目買い方針継続」FXチャート分析 2024/3/29

【豪ドル/円】下値余地が限られる可能性。

豪ドル/円は寄せ線に近い形の足で終えており、寄り付き水準に戻しています。上値を切り下げていますが、調整下げの範囲内に留まっています。99円台を回復して引ければ下値リスクがやや後退、99.70超えで終えれば調整下げが終了した可能性が高くなり、一段の上昇に繋がり易くなります。買いは98.30-40で押し目買い。損切りは97.90で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は98.90-00,99.30-40,99.60-70に、下値抵抗は98.30-40,98.00-10にあります。98円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化、97円割れで終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。

© 2024 オフィスフレア/川合美智子
無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

川合美智子氏コンテンツ一覧

川合美智子レポート・動画の一覧はこちら

最新の豪ドル円チャート

豪ドル/円(AUD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

 
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 豪ドル円予想「下値余地が限られる可能性。押し目買い方針継続」FXチャート分析 2024/3/29

豪ドル円予想 下値余地が限られる可能性 押し目買い方針継続

2023年の豪ドル相場を振り返ると、米国の積極的な利上げが続く中、米ドル独歩高の様相が強まり、豪ドルは米ドルに対して軟調な地合いが続きました。もっとも、11月以降は米国の利下げ観測の浮上により主要通貨に対する米ドル安が進み、豪ドルも対米ドルで反発しました(図1)。

一方、豪ドルの対円相場は、年間を通じて緩やかな豪ドル高・円安の基調となり、2023年末にかけては1豪ドル=95~98円前後の高水準での推移となりました。

こうした中、市場では米国との金利差縮小を背景に対米ドルでの豪ドルの上昇が見込まれており、通貨分散先として豪ドルへの見直しが進む可能性があります(図7)。

もっとも、豪州の労働党政権の下、近年は中国との外交・貿易関係の正常化が進んでいることや、中国の景気支援策への期待から鉄鉱石価格が上昇していることは、豪州にとっての中国リスクの後退を示唆しています(図6)。豪ドル相場は引き続き高水準の資源価格との乖離が残されており、資源高を背景にした貿易黒字は実需面から豪ドル相場を下支えすることが期待されます(図11)。

また、豪州経済のファンダメンタルズの安定も、今後の豪ドル相場を支えると考えられます。

要するに、上放れのサインが本物であった分、高値更新があってもなお途中経過であるため、余計な解釈は不要だ。ここからは押し目買いか、高値追いかの違いはあっても、強気構造に便乗するスタンスは変わらない。ただし、米ドル/円の下放れがあった分、高値圏での保ち合いが想定より長くなる可能性がある。

今後の豪ドル相場のリスクに関しては、中国の動向への投資家の注目は引き続き高そうです。

また、市場では2025年にかけて円高・米ドル安の進行を予想する見方が根強い中において、豪ドルは対円でも安定的な推移が見込まれています。このような豪ドル相場の安定は、豪州の株式や債券などへの投資を進める好機に繋がることが期待されます(図8)。

2024年の豪ドル相場を見通す上では、米国と豪州の金融政策の方向性が重要なカギを握ると考えられます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました