FX市場、3月はドル円含めた複数の対円通貨ペアが年初来高値更新!日銀はマイナス金利解除も緩和的金融環境を維持【FX 変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング】2024年3月版

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FX市場、3月はドル円含めた複数の対円通貨ペアが年初来高値更新!日銀はマイナス金利解除も緩和的金融環境を維持【FX 変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング】2024年3月版
 

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「外為どっとコム」のFX取引口座『外貨ネクストネオ』について、1カ月間の取引データを「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」に分けてランキング表示いたしました。「外為どっとコム」の子会社で外国為替専門のシンクタンクである「外為どっとコム総合研究所」の研究員が、集計結果を評価致します。

文責:外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平

 X(Twitter):宇栄原宗平(外為どっとコム総研) @gaitamesk_ueha

集計期間:
2024年3月1日~3月31日の営業日

変動率ランキング:トルコリラ/円がトップ(TRY/JPY)

計測期間である3月中で最も変動率が高かったのはトルコリラ/円 (TRY/JPY)だった。序盤は、日銀によるマイナス金利解除に関する報道が相次いだことで円買いが強まると一時4.49円前後と史上最安値を更新。その後、円売りが再び強まる中で21日にトルコ中銀が政策金利を500bp(5.00%ポイント)引き上げ50.00%とした。予想外の追加利上げだったことからトルコリラが買われると4.7円台半ばまで持ち直す展開となった。

【トルコリラ/円 日足チャート】

ドル/円は、変動率3.75%で第9位となった(前回:9位)。日銀による3月会合でのマイナス金利解除報道などが相次いだ他、米2月ISM製造業・非製造業景況指数の結果を受けでドル売り・円買いに傾くと8日には約1カ月ぶりに146.47円前後まで下落した。19日に日銀がマイナス金利解除およびイールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃などを決めると円買い材料が出尽くしたとの見方から円売りが加速すると151円台へ上昇する展開となった。27日には田村日銀審議委員の発言が思ったよりもタカ派ではなかったとして円売りが強まると1990年7月以来となる151.97円前後まで上値を拡大した。

【ドル/円 日足チャート】

集計期間中、3%を超える変動があったのは集計対象29通貨ペアのうち15通貨ペアだった(前回:13通貨ペア)。そのうち5%以上の変動幅を記録した通貨ペアはなかった(前回:3通貨ペア)。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 TRY/JPY 6.82% 4.796 4.49
2 EUR/TRY 5.66% 35.5961 33.6898
3 MXN/JPY 5.35% 9.162 8.697
4 NZD/USD 4.37% 0.62159 0.59558
5 USD/TRY 4.00% 32.4221 31.1749
6 SEK/JPY 3.95% 14.593 14.039
7 USD/CHF 3.93% 0.90709 0.87281
8 ZAR/JPY 3.81% 8.089 7.792
9 USD/JPY 3.75% 151.968 146.474
10 HKD/JPY 3.69% 19.409 18.719
11 NOK/JPY 3.57% 14.343 13.848
12 AUD/JPY 3.37% 100.165 96.899
13 CAD/JPY 3.32% 112.29 108.679
13 CNH/JPY 3.32% 21.034 20.359
15 EUR/JPY 3.20% 165.349 160.217
16 GBP/JPY 2.96% 193.525 187.965
17 AUD/USD 2.94% 0.6667 0.64768
18 EUR/NZD 2.68% 1.80987 1.76257
19 SGD/JPY 2.63% 113.036 110.135
20 CHF/JPY 2.55% 170.797 166.557
21 GBP/USD 2.54% 1.28937 1.25746
22 AUD/NZD 2.42% 1.09152 1.06575
23 NZD/JPY 2.26% 92.196 90.16
24 EUR/USD 1.98% 1.09811 1.07679
25 EUR/AUD 1.84% 1.67433 1.64411
26 GBP/AUD 1.66% 1.95693 1.92504
27 AUD/CAD 1.64% 0.89489 0.88047
28 USD/CAD 1.45% 1.36135 1.34193
29 EUR/GBP 1.15% 0.86017 0.85036

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラ(売)が首位

ユーロ/トルコリラ(売)が首位。ドル/トルコリラ(売)が第2位、ポンド/円(買)が第3位、メキシコペソ/円(買)が第4位、人民元/円(買)が第5位となった。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップポイント合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 37434 66,000
2 USD/TRY 31003 61,000
3 GBP/JPY 8200 77,000
4 MXN/JPY 7270 40,000
5 CNH/JPY 6810 90,000
6 USD/JPY 6694 61,000
7 EUR/JPY 6394 66,000
8 HKD/JPY 5430 80,000
9 ZAR/JPY 4930 40,000
10 CAD/JPY 4386 45,000
11 USD/CHF 4260 61,000
12 NOK/JPY 3770 60,000
13 NZD/JPY 3680 37,000
14 SEK/JPY 3480 60,000
15 AUD/JPY 3353 40,000
16 CHF/JPY 3335 68,000
17 SGD/JPY 2900 46,000
18 EUR/USD 1438 66,000
19 EUR/GBP 1426 66,000
20 GBP/AUD 1302 77,000
21 EUR/NZD 1300 66,000
22 TRY/JPY 1024 2,000
23 AUD/NZD 602 40,000
24 USD/CAD 459 61,000
25 AUD/USD 380 40,000
26 EUR/AUD 226 66,000
27 AUD/CAD 109 40,000
28 GBP/USD 99 77,000
29 NZD/USD 0 37,000

 

取引高ランキング:ドル/円の首位は揺るがず

期間中の取引高ランキングは、ドル/円の首位は揺るがなかった。2位のメキシコペソ/円は高金利通貨としてスワップポイントが注目されるが、2008年以来の高値を更新するなど堅調な値動きが続いたことから取引も活発だったと見れる。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 MXN/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 GBP/JPY 5
5 EUR/JPY 4
6 ZAR/JPY 6
7 EUR/USD 7
8 TRY/JPY 10
9 AUD/USD 9
10 NZD/JPY 8
11 GBP/USD 11
12 CHF/JPY 14
13 NZD/USD 12
14 CAD/JPY 13
15 EUR/AUD 15
16 USD/CHF 18
17 GBP/AUD 17
18 AUD/NZD 19
19 CNH/JPY 16
20 USD/TRY 25
21 SEK/JPY 24
22 EUR/GBP 20
23 USD/CAD 21
24 EUR/TRY 22
25 EUR/NZD 23
26 NOK/JPY 28
27 HKD/JPY 26
28 AUD/CAD 27
29 SGD/JPY 29

まとめ

3月は日銀金融政策決定会合前後で対円通貨ペアが上下に振らされる展開となった。当初は4月でのマイナス金利解除が本命だったために円買いが強まる場面もあったが、結果的に緩和的金融環境が維持されるとの考えが示されたことで円安基調が改めて目立った。取引高ランキングの1~6位の対円通貨ペアなどが年初来高値を更新した。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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○3月に安芸灘を震源とするマグニチュード6.7の芸予地震が発生し、中国・四国・九州地方に死傷者を出した。また富士山では昨年秋から低周波地震が頻発し、政府や周辺の各県も万が一の噴火に備えた取り組みをスタートさせた。

×99年6月から始まり世界各地に異常気象をもたらしたラニーニャ現象(南米ペルー沖の海面水温が低くなる現象)が3月に終息。

○コミックスは前年に大ヒットした『鬼滅の刃』(集英社)が堅調だったことに加え、『呪術廻戦』(同)と『東京卍リベンジャーズ』(講談社)がブレイクし、市場を牽引した。少年向けは、これら3作品のほか、『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』(各集英社)、『進撃の巨人』(講談社)、『SPY×FAMILY』『怪獣8号』(各集英社)などが好調。成年向けは『キングダム』(集英社)、『3月のライオン』(白泉社)、少女向けは『ミステリと言う勿れ』(小学館)、『ハニーレモンソーダ』(集英社)、レディス向けは『女の園の星』(祥伝社)などがそれぞれ健闘した。

3月利下げの可能性は依然として高いわけで、そう考えたらドル円・クロス円は天井と考えるのが妥当かと。noteでも指摘した通り、金利先物市場は3月利下げの可能性をまだまだ強く織り込んでいるわけで↓ ピーク時の70%台から10%下がったものの、引き続き6割以上の確率で3月利下げがあると考えている。その背景は、これまたnoteで解説した通り、見た目ほどは強くなかった米12月雇用統計と、ISM非製造業景況指数の弱い数字である。 まず、雇用統計は非製造業部門雇用者数が+21.6万人(予想+17.0万人)、失業率3.7%(予想3.8%)、平均時給・前月比+0.4%/前年比+4.1%(予想+0.3%/+3.9...

[シナリオ②-2] さらに「0.84000ポンド」を割り込んだ場合は、「下値支持線割れ」→「下降モメンタムの強まり」となる可能性も。当該ケースでは、「(BB・±2σラインの拡張である)エクスパンションへの変化」も伴いながら、19年12月あるいは22年3月に付けた安値水準である「0.82000ポンド」(上図Ⓑ’紫色線)付近までの下落も視野に入れるべきでしょう。

3月11日、日本GDP改定値が発表されました。

平成23年の日本経済は、3月11日の東日本大震災の影響で一時低迷したが、夏頃には生産活動の回復により持ち直した。しかし、秋以降は欧州債務危機による世界経済の減速や円高に伴う輸出の鈍化と、個人消費の下振れ懸念などを背景に景況不安が強まった。企業収益は2年ぶりの経常減益。国内新車販売も2年ぶりの減少。家電は薄型テレビが減少に転じた。

○59年各局でスタートして、話題を集めた深夜生番組、3月の国会で「お色気過剰だ」として問題になり、テレビ東京、テレビ朝日、TBSは番組を打ち切る。

一方125円というレンジの下限は、23年1月の127.158円を少し下回るところに設定しました。それは20年3月から22年10月までの円安に対する半値押し(126.544円)に近似するものです。

口座を持っているとスマホアプリから相場分析に役立つ「通貨情弱」や、人気チャートアプリ「Trading View」の有料機能が一部無料で使えることで大好評のLIGHT FXですが、【LIGHTペア】というスプレッドとスワップを超強化した通貨ペアを提供しています。元々みんかぶFX年間ランキングのスワップ部門で3年連続1位となるぐらい強い会社でしたが、それをさらに強化したということです! なんと現在、LIGHTペアにおけるドル円スワップは1万通貨あたり1日230円(1月17日現在)ですからね。1日365日で計算すると83,950円…もちろん、スワップは日々変動しますが、ドル円が高金利通貨すぎてヤバい...

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○2014年5月14日に放送された「クローズアップ現代」における「出家詐欺」報道に対し、15年3月18日発売の週刊文春が「やらせがあった」とする記事を掲載。NHKの調査委員会は4月28日、最終報告書において、「やらせ」はなかったとする一方、過剰な演出や視聴者に誤解を与える編集があったと公表した。併せて、NHKは記者ら15人を懲戒処分とした。同日、報告書の内容を説明する特別番組を放送。国谷裕子キャスターが改めて謝罪した。

昨日はドル高が加速。円高・株安の流れにもなりました。背景は米3月ISM製造業景況指数が50.3となったことで、節目の50.0ポイントを上回ると経済活動が拡大してると見なされます。 パウエルFRB議長は先週末に「(インフレ収束が確信できるまで)利下げを急ぐ必要はない」との見解を示していたことを踏まえると、今週末の米雇用統計へ向けての経済指標が、引き続き相場の鍵を握ることは間違いないですね。 ちなみに昨日も質問が寄せられましたが、ドル円が上がってるのにクロス円が下げたのは、ドル高・円高だからですね。これは通貨強弱を見るとわかりやすいです↓ 昨日はISMの強さを受けてドル円は一段高。ちな、どうしてク...

そろそろ為替介入のボーナスステージは始まりそうですが、みんなのFXは4月もキャンペーンが強化されており、新規口座開設100万円キャッシュバックに加え、ポンド/円・ポンド/米ドルの最大200万円キャッシュバック、さらになんと豪ドル/円・豪ドル/米ドルで最大200万円キャッシュバックの合計最大500万円キャッシュバックが実施中です!神キタコレ↓ また、同時開設申込みでFXから暗号資産まで取引できるみんなのFXでは、限定キャンペーンを実施中でゆきママのトレード手法などを解説した特製為替レポート【これだけは知っておきたいFXのスキル】をもれなくプレゼントしてますので、ぜひ活用いただければと思います↓ ...

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