万博海外施設 3割で建設業者未定

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万博海外施設 3割で建設業者未定
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万博海外施設 3割で建設業者未定

2025年4月開幕の大阪・関西万博をめぐり、参加国・地域が独自に設計・建設する「タイプA」パビリオンが当初予定していた56施設から、全体の1割超にあたる8施設が減り、48施設になったことがわかった。また48施設のうち、約3割にあたる16施設の建設事業者がいまだ決まっていない。着工したのは、12日時点で14施設にとどまる。

大阪万博の開催まであと1年。経済産業省は2.9兆円の経済効果を見込む試算を発表しており、博覧会協会によって万博に向けたイベントが開催されるなど、着々と準備が進んでいます。一方で、コストの増加や建設の遅れをはじめとした万博開催への不安の声も上がっているのが現状です。

開催まで残り1年の今、大阪万博の開催に向けて機運を高められるかどうか、様々な視点から注目が集まっています。

万博は世界が未来をどう考え、地球規模の課題とどのように向き合おうとしているのかを知ることができる機会だと考えています。

タイプAは、1970年の大阪万博のアメリカ館やソ連館のように建物自体が展示物とされ、「万博の華」とも呼ばれる。施設数が減少すれば、万博協会が想定した万博の魅力が薄れる可能性がある。

万博会場の建設費が当初予定の1.9倍の2350億円になるなど、課題が山積している。中でも深刻なのが、参加国が建物をそれぞれ設計する「タイプA」型のパビリオン(展示館)の建設遅れだ。

万博会場に行かないと見られないものがあります。そして、会場に足を運ぶことで世界の人々と交流できる機会に恵まれます。私は特に若い人たちに言いたい。「あなたは世界を知っているのか。世界が未来をどう見ているのかを知りたいと思わないか」「一生に1度の万博です」と。世界を五感で体感してほしい。

万博協会は、タイプAに関するガイドラインで、10月中旬までに建設や外装を終え、来年1月中旬には内装なども仕上げるよう各国に求めている。しかし、タイプA建設の最初の手続きである「基本計画書」を大阪市に提出している施設は、12日時点で約40施設。残り10施設ほどが基本計画書を提出していないとみられる。

だが、人手不足などで参加国と建設事業者との交渉は難航。昨年7月にタイプAの建設の遅れが表面化した。その後、ブラジルなど3カ国は万博協会が代わりにプレハブ工法で建設し、建物に内外装だけを施す「タイプX」に変更。また、スロベニアなど4カ国は協会が建てた建物の一定区画を間借りする「タイプC」に。メキシコは財政事情で、昨年秋に万博への参加自体を取りやめ、タイプAは建設の遅れが発覚後、計8施設が減った。

また他にも、博覧会協会は開幕1年前にあわせて開催されるイベントやプログラムをまとめた情報を公開しており、大阪万博の開催に向けた機運醸成を図っていく狙いです。

万博協会は明らかにしていないが、万博では、昨年8月時点で60カ国がタイプAの出展を計画。北欧5カ国は共同で一つの建物をつくるため56施設が見込まれていた。

日本は世界の中でどのような立ち位置で、これからどう進んでいったらいいのか。万博はそのヒントが得られる場所だと考えています。

1970年の大阪万博では、米ソが宇宙政策を巡って覇を競っていました。しかし近年は、超大国よりも小さな国の方が非常に熱心に取り組み、「私たちの国はこういうことを考えている」と発信しています。「心をつなぎ、未来を創る」をテーマに掲げたドバイ万博では、自国の歴史や文化、社会の特色を分かりやすく表現していた北アフリカのモロッコの展示は勉強になりました。

また、一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)は第2回「インバウンド旅行客受入拡大に向けた意識調査」の調査結果内で、関西に拠点がある事業者の万博への関心度の減少を指摘しています。

大阪・関西万博は160以上の国・地域が参加し、184日間の日程で開催される大規模なイベントです。来場する多くの人の記憶に「あの万博で自分の人生はポジティブになったんだ」と刻み込まれるようなものにしたい。抽象的ですが、これこそが私たちが追求する万博のレガシー(遺産)です。

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