ドル円急落!157→153円 為替介入だけでは変わらない円売りの流れ 5月2日(木)YEN蔵

ドル円急落!157→153円 為替介入だけでは変わらない円売りの流れ 5月2日(木)YEN蔵

為替介入だけでは変わらない円売りの流れ【外為マーケットビュー】

動画配信期:2024/5/2~2024/5/16

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

目次

00:00 FOMC振り返り
02:52 米指標の振り返り
05:17 ドル円分析
07:00 クロス円分析
07:24 まとめ
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YEN蔵
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。ブログ「YEN蔵のFX投資術」、メルマガ「YEN蔵の市場便り」で個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円急落!157→153円 為替介入だけでは変わらない円売りの流れ 5月2日(木)YEN蔵

ドル円急落157153円 為替介入だけでは変わらない円売りの流れ 5月2日

パウエル氏が利上げの可能性は低いと言及したことで、米金利の上昇による日米の金利差拡大への観測が後退。ニューヨーク市場で、円相場はやや円高ドル安方向に振れ、米東部時間1日午後3時半(日本時間2日午前4時半)ごろには1ドル=157円台半ばで取引されていた。

三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役(ニューヨーク在勤)はNY終盤の円急騰について、「値動きとしては介入のように見受けられる」と指摘。1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的引き締めの縮小が発表されたことを受けた米金利低下や、「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言もハト派的と捉えられてドル安に推移していたところにタイミングを合わせてきたようにも見える」と語った。

りそなホールディングス市場企画部の井口慶一シニアストラテジストは、ドル・円が下げた場面では「ドルを買いたい、買わなければいけないプレーヤーが多い印象だ」とした上で、「きょうは実質五・十日に当たるため、東京時間は輸入企業のドル買いが殺到するのではないか」と予想していた。

1日の米ニューヨーク外国為替市場で、1ドル=157円台で取引されていた円相場が一時、153円00銭まで4円ほど急騰した。市場では、政府と日本銀行が先月29日に続いて円買いドル売りの為替介入をしたとの見方が広がっている。ただ、2日午前の東京市場では再び円安ドル高に振れ、一時156円台前半まで下落した。政府と投資家との神経戦が続いている。

日本時間の5月2日早朝に、ドル円レートは1ドル157円台から一時153円台まで円が急騰した。1時間足らずでドル円レートが4円程度も動くのは、4月29日と同様に、政府の為替介入が実施されたことが強く疑われる状況だ。政府は、為替介入の有無を明らかにしていないが、これも4月29日と同様であり、いわゆる「覆面介入」の可能性が考えられる。

5月2日あさ5時過ぎ、ドル/円相場は157円50銭台から40分ほどで153円ちょうど付近まで下落した。薄商いの中、政府・日銀が円買い為替介入を実施した可能性がある。市場は米FOMCを経て方向感が出ていなかった。現在(あさ7時)は155円台前半から154円台前半まで急落後にすぐ戻すなど不安定な動きが続いている。

しかし、日本時間の午前5時過ぎ、円買いドル売りの勢いが急激に強まり、午前5時45分ごろには153円台前半まで、4円ほども円高が進んだ。FOMCを「無難に通過」(大手証券アナリスト)した後での急騰に市場では驚きが広がった。

神田真人財務官は2日、「為替介入の有無については今、お話できることはない」とし、介入実績は今月末に公表する予定だと述べた。

1日はパウエルFRB議長がFOMC会合後の記者会見で、次の行動が利上げになる可能性は低いと述べたことなどを受け、ドル指数は一時0.5%下げる場面もあった。りそなHDの井口氏は「声明文、量的引き締めの減速、パウエル議長の会見を含めて全て市場予想の範囲内だったが、予想の中心よりはややハト派寄りだった」との見方を示した。

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

【そもそも解説】円相場が一気に急騰、為替介入ってどんな仕組み?

米国時間の5月1日に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われたが、予想通りに政策変更は見送られた。足もとの経済指標、物価指標の上振れを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は後退していた。FOMCでさらなる利下げの先送りを示唆するメッセージが出れば、再び1ドル160円に向けて円安が進むきっかけとなる可能性があった。

井口氏は、連休中の介入リスクが警戒されることから「疑心暗鬼の中でドル・円の買い持ちを大量に持ち越すのは難しくなった一方、介入期待の売り持ちも構築されやすい」と指摘。実需のドル買いが一巡した後は、円は下げ渋ることになりそうだと述べた。

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