ドル/円、想定外だと152円突破も?米ADP雇用、ISM指数、パウエルFRB議長講演に注目(NY市場の見通し)2024/4/3

FXブログ
ドル/円、想定外だと152円突破も?米ADP雇用、ISM指数、パウエルFRB議長講演に注目(NY市場の見通し)2024/4/3
 

ドル/円、想定外だと152円突破も?米ADP雇用、ISM指数、パウエルFRB議長講演に注目

東京市場のドル/円は、小動きの展開。151.50円を挟んで約20銭程度のレンジで方向感のない推移が続いています。
欧州市場に入ると、米長期金利が上昇したことで151.74円前後まで強含みました。

足元のドル/円は152円に接近すると本邦当局による円買い介入への警戒から伸び悩むものの、151円台前半では押し目買いが入りやすい地合いとなっています。そうした中で、今夜は米3月ADP全国雇用者数や米3月ISM非製造業景況指数、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演などの重要イベントが予定されています。ただ、よほどの「想定外」でない限り151円台のレンジ推移が続くと考えられます。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーを形成しており上昇基調が継続していると見れます。ただ、151円台で方向感のない推移が続いています。本日も151.90-152.00円が上値抵抗と意識され伸び悩む可能性がある一方で151円台前半では押し目買いなどから底堅い推移が考えられます。なお、152.00円を突破した場合には長らくレンジが続いた反動で上昇の勢いが強まりそうです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

4/3(水)
21:15☆米3月ADP全国雇用者数
21:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
22:45 米3月サービス業PMI・改定値
22:45 ボウマンFRB理事講演
23:00☆米3月ISM非製造業景況指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
25:10☆パウエルFRB議長講演
26:10 バーFRB副議長講演
29:30 クーグラーFRB理事講演
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

YouTube特別キャンペーン告知QRバナー

 
uehara.jpg

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル/円、想定外だと152円突破も?米ADP雇用、ISM指数、パウエルFRB議長講演に注目(NY市場の見通し)2024/4/3

-前営業日サマリー- ドル円は141.94円でオープン

-前営業日サマリー- ドル円は141.94円でオープン。東京市場では、引き続き本邦休場で材料不足感も漂う中、142円ラインを挟んで方向感乏しく推移しました。ロンドン市場では、ドル高・円安の流れが加速、米金利の上昇を支えに上昇一辺倒で143円を突破したほか、クロス円も軒並み上昇しました。NY市場では、序盤に米ISM製造業景況指数とJOLTS求人件数が発表、両指標強弱入り混じる内容だったことでドル円は一時乱高下するも、早々に持ち直し143.72円まで高値を更新しました。その後は、FOMC議事要旨公表からはややドル売り・円買いが入り、143.27円で取引を終えました。

-ドル円は143円回復、本日は米ADP雇用統計に注目- 本日のイベントは、中財新サービス業PMI、欧州各国サービス業PMI(改定値)、独消費者物価指数(CPI)、米ADP雇用統計/新規失業保険申請件数/総合・サービス業PMI(改定値)が予定されています。 年明け本格始動の東京市場の値動きを注視したいほか、各市場でイベント豊富な一日となりますが、とりわけメインは12月ADP雇用統計発表でしょう。本指標は週末5日に控える、米雇用統計・非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。11月ADP雇用統計は予想下振れ、前回値も下方修正と弱めの内容からドル売りを誘いました。現時点で今回は、前月から雇用増加の予想(前回11月:10.3万人→今回12月:11.5万人)となっており、仮に前回値を下回るなどネガティブな結果の場合のインパクトは大きいかもしれません。直近は米雇用統計データとの相関性の薄れを指摘する声もみられますが、米利下げを巡る思惑も根強い中で各米指標への注目度や感度は高まっており、ドルは通常以上の動意をみせる展開も想定つつ取引に臨みたいです。

ドル円が152円台へ上昇する場合、テクニカルの面で注目したいのが、フィボナッチ・リトレースメント100.0%の水準152.80レベルである。

反落局面での焦点は? 円買い介入に絡んだ円高以外でドル円(USD/JPY)が反落する場合は、昨日の高安の各リトレースメントの水準での攻防に注目したい。

ドル円がこの水準(152.80レベル)をもブレイクアウトすれば、153.00のトライが焦点として浮上しよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました