日米韓、為替で「緊密に協議」

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日米韓、為替で「緊密に協議」
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 日米韓、為替で「緊密に協議」

日米韓は23年に開いた首脳会合で財務相会合の立ち上げを決めていた

日米韓は23年に開いた首脳会合で財務相会合の立ち上げを決めていた。

市場では実弾介入がいつでも起こり得る可能性と、日韓が協調して自国通貨買い介入に動く可能性を指摘する声がある。18日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=154円32銭(8時53分時点)と前日比0.1%上昇。17日の海外時間では日米韓財務相会合の声明を受けて154円16銭まで円が買われていた。

会合終了後、「日米韓財務大臣会合に係る共同声明(PDF:122KB)」を発出しました。

日米韓3カ国の財務相は、アメリカ・ワシントンで会談を行い、急速に進む円安やウォン安について緊密に連携するとの共同声明を発表した。

令和6年4月17日(水)(現地時間)、米国・ワシントンD.C.を訪問中の鈴木財務大臣は、米国財務省にて開催された初の日米韓財務大臣会合に出席しました。

Leika Kihara[ワシントン 17日 ロイター] -日米韓は17日に開催された初の財務相会合で、外国為替市場の動向について「緊密に協議する」ことで合意した。共同声明で「最近の急速な円安およびウォン安に関する日韓の深刻な懸念」への認識を示し、「既存の20カ国・地域(G20) のコミットメントに沿って、外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議する」とした。また「持続可能な経済成長、金融の安定、秩序があり十分機能する金融市場を促進するため、引き続き協力していく」とした。声明発表を受けドルは対円で下落。1ドル=154.18円を付けた。その後は154.32円に戻しているが、16日に付けた34年ぶり高値の154.79円は下回っている。日本が前回、為替介入を行ったのはドルが151.94円を付けた2022年10月。マネックスUSA(ワシントン)の外為トレーダー、ヘレン・ギブン氏は、今回の声明で政府・日銀による市場介入の地合いが整う可能性があると指摘。「文言がかなり強いため、週末までに何らかの具体的な動きがあっても驚くべきことではない」と述べた。鈴木俊一財務相は17日にイエレン米財務長官と2国間会談も開き、「行き過ぎた動きには適切に対応する」用意があることを説明したと記者団に語った。詳細には言及しなかった。神田真人財務官は過剰な円の動きに対処する上で、いかなる選択肢も排除しないと述べた。神田氏はドルの上昇抑制に向けた協調介入の可能性に関する質問にはコメントを控えた。コーペイのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「過去数回の介入サイクルでは、米当局(特にイエレン氏)が日本の動機を認める声明を発表し、口頭で支持を表明した」と指摘。「戦略的な観点からすると、為替介入は国際的な協調によって行われる方が成功する可能性がはるかに高い。一方的な介入はボラティリティーの緩和には役立つが、長期にわたる金利差による円安を反転させるには不十分だ」と述べた。みずほ証券のチーフ為替ストラテジスト、山本雅文氏は、ドル/円が155円を突破した場合、それだけで日本当局が介入するかどうかは分からないと指摘。強い米経済が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期を遅らせ、ドルを押し上げている状況で、単独介入の効果は長続きしないと当局は考えているだろうと語った。声明はこのほか「われわれはともに、対ウクライナ戦争の負担をロシアに科すため、および北朝鮮の兵器計画を標的にするため、各国の制裁手段を活用し、調整するとのコミットメントを確認する」とした。さらに「経済的威圧と主要部門における過剰生産能力を含む、サプライチェーンの脆弱性と他国の非市場的慣行がわれわれの経済に損害を与える可能性の克服に向け、協調して行動することの重要性を強調する」とした。*システムの都合で再送します。

日米韓3カ国の財務相による会談では、最近の急速な円安およびウォン安に関する深刻な懸念を3カ国で認識したうえで、外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議することを確認した。

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