一時1ドル157円台 介入に警戒感

FXブログ
一時1ドル157円台 介入に警戒感
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 一時1ドル157円台 介入に警戒感

一時1ドル157円台 介入に警戒感

円相場で一時1ドル=156円台を付けました。

円相場は一時急反発したものの再び売り優勢となり、日中安値を更新した。日本銀行の植田和男総裁の定例会見中に円安が進んだ後に急速に買い戻され、154円を付ける場面もあったが、一時的な反発で終わった。市場では日本の通貨当局による介入への警戒感が高まっている。

一時的に円が急伸したことを受け、大阪取引所の日経平均先物は夜間取引で、一時3万7700円まで失速する場面があった。それまでは3万8000円台で推移していた。

円は対ドルで一時前日比0.4%高の154円99銭まで上昇。だが、その後は売りに押されて急反発前の水準を超えて円安が進行し、156円95銭と34年ぶり安値を再び更新した。

鈴木俊一財務相による口先介入がトーンダウンし、政策発表後の記者会見で植田総裁も円安の重大性を大きくは扱わなかったとの見解をサラベロス氏は示し、「日本が円相場傍観の政策を続けていることに、ようやく市場が気づいた」と論じた。

SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は「介入ではないと思う。介入でこの程度だと厳しい」と話している。

これより先の円の急反発について、オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクターは、「タイミング的にも植田総裁の会見が終わった後ということで値動き的には介入が入っているような動きに見えるが、分からない」と述べた。

日銀の政策発表後に円が安値更新へと動いたのは「正当化されるもの」であり、為替介入は「成功する見込みがない」と、ドイツ銀行の為替調査責任者ジョージ・サラベロス氏はリポートで指摘。

市場の動きが無秩序になれば介入は否定できないとしつつ、円が上昇を続けるには、「コロナ禍後に他の中央銀行が実施したような利上げサイクルに日銀が入ることが必要」だとサラベロス氏は述べた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました