来週のドル円相場はどうなる?2/5週のイベント予定

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来週のドル円相場はどうなる?2/5週のイベント予定

来週のドル円関連重要イベント

2月5日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。

2/5(月):
【アメリカ】1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
【アメリカ】1月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
【アメリカ】1月ISM非製造業景況指数(総合)

2/7(水):
【アメリカ】12月貿易収支

2/8(木):
【日本】12月国際収支・貿易収支
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数

特に注目度が高いのは5日(月)の米1月ISM非製造業景況指数です。
ISM非製造業景況指数は、全米の非製造業約350社の購買担当者を対象として、受注や在庫などの状況についてアンケート調査を行った結果を指数化したものです。
指数が50%を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示すとされ、景気転換の先行指標として注目されます。

今週、1月22日から23日にかけて開かれた日銀会合の「主な意見」が公表され、「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満されつつある」との内容を受けて早期政策修正観測が強まり、一時円買いが強まりました。

また、ADP雇用統計などが弱い結果となったことでドル売りが強まり、ドル円は大きく下落する場面もありましたが、米FOMCで政策金利の据え置きが決定され、パウエルFRB議長が3月の利下げは基本シナリオではないとの見解を示したことで反発するなど、ドル円は荒い動きとなりました。

日米の政策転換が意識される中、ドル円は引き続き神経質な動きが続くと見られます。来週はドル円関連の重要イベントが少なく、材料を欠く中で方向感を掴みづらい相場展開となるかもしれませんが、米指標で弱い結果が目立てば利下げ観測の強まりからドル売りの流れとなることが予想され、警戒が必要となりそうです。

 

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来週のドル円相場はどうなる2 5週のイベント予定

来週は2月4日にパウエル議長がテレビ番組の「60ミニッツ」に登場して、金融政策を語るようだ。もっとも、この収録は既に1日に終わっている。FOMC後、雇用統計前の収録であることは注意しておきたい。米金利については、来週は少し下がりくいかもしれない。6日、7日、8日と3年債、10年債、30年債の入札が続く。更に事業会社の決算発表が進んでいることから、大型の起債等が出てくる可能性がある。需給面から金利は下がりにくい展開も想定される。長期金利は3.9%~4.2%程度のレンジ内の推移となるだろう。2月9日のCPIの年次改定は波乱材料にも要注目だ。

米国市場には3つの追い風が吹いている。1つはFRBの利下げ期待、2つ目が生成AIの大きなトレンドとそれを支える最先端半導体、そして3つ目が肥満治療薬だ。GLP-1受動体作動薬は「GLP-1革命」とも呼ばれており、その激的な体重減少効果から、2030年に向けて年率30%以上で成長する分野と注目されている。その肥満症治療薬の先頭を走るのが、デンマークのノボ・ノルディスクである。日本では30年ぶりに今月から肥満症の新薬が発売されるのだが、その薬は同社の「ウゴービー」である。このノボ・ノルディスクは先般、好調な決算を発表している。そのノボ・ノルディスクを強烈に追いかけるのが、米国のイーライリリーである。同社の糖尿病治療薬の「マンジャロ」は僅か2年で4500億円の売り上げを突破した。1000億円を超えると「ブロックバスター」とか言われる市場であり、モンスター級の薬である。そのマンジャロを一般用に肥満症治療薬として改良したのが、「ゼップバウンド」であり、昨年12月に米国で承認された。24年は爆発的な売り上げがあるだろう。なにしろノボ・ノルディスクのウゴービーよりも、副作用を感じる人が少ないらしい。そのメリットは大きいと思われる。そのイーライリリーの決算が来週予定されている。これは楽しみだ。もちろん、既にこうしたことは株価に織り込まれている。注目は、織り込まれていない材料だ。すなわち飲み薬タイプの肥満症治療薬の開発状況だ。これまでの肥満症治療薬は全て注射型であり、ちょっと抵抗を感じる人も多いだろう。しかし、同社は飲み薬タイプの「オルフォルグリブロン」を開発中で、既に第三層相試験に突入している。25年から26年くらいに販売とも予測されているが、これが前倒しになるようであれば、更に同社の勢いは加速するだろう。また、同社に関して言えば、アルツハイマー治療薬の「ドナネマブ」の承認動向も要注目だ。いずれにしても、この肥満症治療分野は、年率30%の成長が続くと見込まれている。これは生成AI分野や、最先端メモリのHBM市場の成長の伸びと遜色ないものだ。当然、この分野には他の製薬会社も次々に参入してくる。来週は、イーライリリーだけでなく、アムジェン、アストラゼネカなどの製薬会社の決算発表もあり、この分野への戦略が注目されそうだ。米国株は来週はヘルスケア株動向に左右される展開が見込まれる。日本では、トヨタやら三菱UFJFG、任天堂にソフトバンクグループなど、主力決算が目白押しの週となる。9日をピークに合計で1300社超の企業が決算を発表するため、値動きは激しくなるだろう。海外投資家の日本株フローは、1月2週目をピークに弱まっているもおの、現物の買い越しが4週連続で継続しいる点は心強いだろう。個人的には日経平均株価は1月22日の年初来高値を更新する週になると見込んでいる。それでは良い週末を!

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